[メイン] GM : "一人を殺せば殺人鬼。百万人を殺せば英雄だ。"
この言葉は、百万人の死により、何倍もの幸せが訪れることに起因する言葉だ。
そうであれば、"病人"(ジャーム)を凍結施設という名の、氷の棺へ送ることも英雄と評される行為なのだろうか。
人が人を裁き、選別するこの世界で、何が正しく、何が間違いなのか。
その答えは─────。
ダブルクロスthe 3rd edition
『Crime and Punishment』
"ダブルクロス"────それは裏切りを意味する言葉。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : opening『Hello, "Overed"』 登場:全員

[メイン] 櫻 美鳳 : 35+1d10 登場/リザレクト (35+1D10) > 35+1[1] > 36

[メイン] system : [ 櫻 美鳳 ] 侵蝕率 : 35 → 36

[メイン] LRL : 35+1d10 登場/リザレクト (35+1D10) > 35+3[3] > 38

[メイン] system : [ LRL ] 侵蝕率 : 35 → 38

[メイン] キャロル : 1d10+45 シーンイン (1D10+45) > 2[2]+45 > 47

[メイン] プレラーティ : 36+1d10 登場/リザレクト (36+1D10) > 36+4[4] > 40

[メイン] system : [ プレラーティ ] 侵蝕率 : 36 → 40

[メイン] 歳納京子 : 31+1d10 登場/リザレクト (31+1D10) > 31+7[7] > 38

[メイン] system : [ 歳納京子 ] 侵蝕率 : 31 → 38

[メイン] 申鶴 : 35+1d10 登場/リザレクト (35+1D10) > 35+4[4] > 39

[メイン] system : [ 申鶴 ] 侵蝕率 : 35 → 39

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ここは関東に位置する、日本的ハト派思想の強いUGN大支部。
あなた達は、日常の護り手として任務を受けるべく、応接間に案内される。
テーブルには茶菓子等が置かれてあり、連絡員が来るまでの間、待機するように通達されている。

[メイン] GM :  

[メイン] プレラーティ : 「……ふーん、まあまあな面子なワケダ」

[メイン] プレラーティ : メンバーの情報が書かれた資料をテーブルに投げ出し、手元の人形へと構い始める

[メイン] LRL : 「余では不足だと?」

[メイン] プレラーティ : 「完璧なんざ期待してないだけなわけだ」

[メイン] 櫻 美鳳 : ───帽子を顔に被せ
足を組んでソファーに座っているというより、ソファーに体を預けて
頭の後ろで手を組んでいる。寝ているわけではないようで足の爪先が忙しなく動いている。

[メイン] プレラーティ : 「(……いささか不審点が目立つやつも、いるが人の事を言うには、懐が痛いわけだ)」

[メイン] プレラーティ : じろり、と目を向けながら

[メイン] 歳納京子 : 厚着を着込んだ少女はお茶菓子片手にぐるりと見まわす。
それにつられるにして、金髪がふわりと辺りを舞う。

[メイン] 申鶴 : 周りの存在など意にかけないかのように、窓の外をぼんやりと見つめる。

[メイン] 歳納京子 : 「よーーーっす!今日はよろしくねっ!」
と、各々の時間を壊すように大声で挨拶をする少女。

[メイン] LRL : 「!」

[メイン] プレラーティ : 「声が大きいわけだ!!」

[メイン] プレラーティ : ガマ口を投げつける

[メイン] 歳納京子 : 手はピースサイン。
プレラーティの声にテヘペロ。

[メイン] 申鶴 : 「…………」

[メイン] ガマ口 : 割と強めにカエル人形、命名ガマ口が空を飛ぶ……もとい投げられる

[メイン] LRL : 「この超越者は元気があるな」

[メイン] 櫻 美鳳 : 帽子を退ければ、そこには鈴を張ったように大きな瞳を
特に訝しげに瞬かせる事なく。

[メイン] 歳納京子 : フッ。
この程度のカエルなど……天才の私は!

[メイン] 歳納京子 : ぱしん、と小気味いい音を立てて顔に直撃。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「…………なははははっ! なんや仕事前やっちゅーんに
 周りよりやけに元気やな! 京子ゆーやっけ?」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「───ぁ」

[メイン] ガマ口 : 「ゲェコ」

[メイン] 歳納京子 : いててて、とカエルを手にしながら。
他のメンツを改めてみる。

[メイン] ガマ口 : 暖かさをもたらす布と綿、そしてほどよい肌触り……が叩きつけられた

[メイン] LRL : 「大丈夫?」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「容赦あらへんなぁ プレラーティっちゅーやんけ?
 ていうかあれ鳴いたで? 生きとるんか……?」

[メイン] 歳納京子 : 「そーそ!天才の京子って覚えてもらってよーいよっ!」
ピースをメイフォンに送りながら、とたとたと走っていき。

[メイン] プレラーティ : 「……?人形が生きてるわけはないわけだ」

[メイン] プレラーティ : 真顔で答える

[メイン] LRL : 「えっ本当っ!?」

[メイン] 歳納京子 : プレラーティへとカエルを手渡しで返す。

[メイン] 櫻 美鳳 : (……おもちゃか何かかぁ~? にしても……賑わってきよったなぁ
 あそこに突っ立っとる姐さんを除いて……)
申鶴にチラと視線を送る。

[メイン] プレラーティ : 「っと、ご苦労なワケダ」

[メイン] 申鶴 : すぐに興味を失うように、窓の外へと視線を戻す。

[メイン] 歳納京子 : そして、自らの席に戻る途中。

[メイン] 歳納京子 : 「よろしくー!」
申鶴に元気よく笑いかけ、手を振っておく。

[メイン] プレラーティ : 「……高嶺の花と洒落込むとは、なかなかキザなワケダ」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「……あんさんも中々の言い回しやなぁ~
 高嶺の華ね~ 確かになんかそういう雰囲気やわ
 あの姐さん」
プレラーティにニヤニヤしながら

[メイン] プレラーティ : 胡乱な視線を少し向けると、椅子に座り込み

[メイン] 申鶴 : 「…………」
「……申鶴だ。よろしく頼む」

[メイン] プレラーティ : 「口が達者なのは生まれつきなわけだ」

[メイン] プレラーティ : ガマ口を空に放り投げ遊びながら、椅子に深く座り込んでいると……

[メイン] 櫻 美鳳 : 「よろしゅうな~
 そっち……えー……LRL……頭文字でええか! ロング(Long)!
 そっちもよろしゅうな……っと」

[メイン] 櫻 美鳳 : 姿勢をある程度正して、ソファーに座り込む。

[メイン] 歳納京子 : 申鶴の返事に、ニカっと元気そうに笑う。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「そろそろ来ることやろ」

[メイン] LRL : 「ああ…よろしく頼むぞ…超越者よ」

[メイン] プレラーティ : 足音が、聞こえてきた

[メイン] 申鶴 : 「……」
戸惑いか、じっと京子の方を見つめる。

[メイン] プレラーティ : 「そっちの奴の言う通り……お行儀を良くして、待つわけだ」

[メイン] 申鶴 : 「……重ねて用か?」

[メイン] キャロル : ───会話の流れなど無いように
ノックも無しに、扉を開く
現れるは時代とは沿わない魔女帽を被った少女

[メイン] 歳納京子 : 「あ、いや!落ち着いてて、凄いなーって思っただけ!
 なんか頼りになりそーな人だなって……おっと」

[メイン] プレラーティ : 「(……ゴス?)」

[メイン] 歳納京子 : 申鶴へと向けられていた目線が、物音のした方へと。

[メイン] LRL : 「!」
「来たか…“魔女“」

[メイン] キャロル : 衣服に少しばかり傷んだ部分すら思わせる風貌だが、直ぐにそれも修復されていき

[メイン] プレラーティ : 入ってきた金髪の少女の服装に着目すると…

[メイン] 櫻 美鳳 : 「おっ ほんまに魔女みたいな恰好しとるなぁ
 キャロルの姐さん」
LRLの"魔女"に同意するように、ニヤりとしながらも
その姿勢は「ネゴシエーター」のそれだった。

[メイン] 歳納京子 : あ。前の訓練の時にいた……

[メイン] キャロル : 何事も無かったかのように、スーツの姿へと変貌を遂げる
……その際に、見慣れた顔付きも有ったが

[メイン] 申鶴 : その動きにつられるように、視線を扉の方へ。

[メイン] プレラーティ : 「なんだ、奴さんに見覚えがあると言いたげなわけだ?」コソコソと京子に耳打ちをする

[メイン] 歳納京子 : 「おー、今日もよろしくー!!」
知っている顔付きに、ぶんぶんと手を振って。

[メイン] キャロル : 今は割り切る段階と、そのまま無言で席に着く

[メイン] キャロル : それには無言、片手を挙げて会釈を返し

[メイン] メイプルトリック : ─────そして、キャロルが席に座るや否や。
時計の針は、約束の時刻を差す。

[メイン] LRL : 「ほへ〜…カッコイイ」
その様子を眺めている

[メイン] 櫻 美鳳 : 「……(ウォーキングクローゼットかぁ?)
 あんさんもよろしゅうな」
隣の席に座ったキャロルにニヤりと会釈で返すと。

[メイン] 歳納京子 : ふっふっふ、なにせ彼女とはただならぬ関係でね……と、耳打ちを返すが。

[メイン] メイプルトリック : キャロルが入ってきた扉から、もう1人少女が入る。
あなた達と身長、年齢ともに変わりない、高校生程度の少女が
にへらと飄々とした表情で、応接間へ入る。

[メイン] プレラーティ : 「ああ、遅れはあったが。連絡役は時間通りってわけだ」

[メイン] 申鶴 : キャロルの動きを真似るように、静かに会釈を返す。

[メイン] メイプルトリック : その手には、任務説明用の資料があり
連絡員であることは一目で分かるだろう。

[メイン] 歳納京子 : はっ、そろそろ時間か!
……やべ、席に戻らないと……そそくさと行ったらバレないかな?

[メイン] メイプルトリック : 「やぁやぁ集まってるねみんなー」

[メイン] プレラーティ : 「いーから普通に座るわけだ」

[メイン] 歳納京子 : 申鶴に、じゃあまた後でと手を振りながら。
ささっと席に戻り、メイプルトリックへと目を向ける。

[メイン] メイプルトリック : 時計をちらりと見て、満足そうに頷き。
時刻ぴったり!と呟く。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「楓の姐さん 今日はよろしゅうな~!
 がっぽり稼がせてもらいますわ!」
テーブルの上のものをどけて、資料を置けるようにする。

[メイン] メイプルトリック : にへらとした表情でメイフォンに手を振り返し
メイプルもまた、席に座り、そして資料を広げる。

[メイン] 櫻 美鳳 : 指で「お金」のジェスチャーをして、ニヤニヤと。

[メイン] 申鶴 : (……これが作法でいいのか?)
無表情のまま、京子に手を振りかえす。

[メイン] メイプルトリック : 「はっはっは、まぁね、報酬はそりゃあ高く設定させてもらってるよ
 なんせ─────」

[メイン] キャロル : その先を促すように、耳を傾けて

[メイン] メイプルトリック : 「─────私らは、"命懸け"の仕事に、自分達の"意思"で
 協力しているわけだからねぇ?そのくらいの御礼は、あるさ」

[メイン] プレラーティ : 「なかなかもったい付け回してくれるわけだ」

[メイン] 歳納京子 : ふむっ。
メイプルトリックへと耳を傾ける。

[メイン] メイプルトリック : へらへらとした表情のまま、資料をそれぞれの手元へ渡していき。

[メイン] プレラーティ : ニヤニヤと頬を歪めて、ガマ口の頬も同じように歪めて遊んでいる

[メイン] メイプルトリック : 一息つくように、紙パックに入った牛乳を片手に、ストローで吸う。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「なーはははは……けれど命がけの仕事と一口にゆーても
 今回はそん中でも高額な報酬となると、今回の任務は……
 高レートやろうな」
と言えば、手元に渡された資料を広げる。

[メイン] メイプルトリック : 「まぁね─────そんなわけでちょっくら君達には
 脱走したチルドレンの捜索をお願いするよ」

[メイン] キャロル : 資料を受け取り、少しばかり目を瞑って

[メイン] LRL : 「チルドレンが脱走だと?」

[メイン] メイプルトリック : こくりと頷き。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「か~~っ……脱走したチルドレンの捜索
 あわよくば捕縛……っちゅーわけやな
 そりゃあ金がいくらでも積まれるわな」

[メイン] プレラーティ : 「ふーん、珍しいわけじゃないが、なぜ追うかはさっさと聞かせて欲しいわけだ」

[メイン] 歳納京子 : 自分の意志で、命がけ……?
……言われてみたらそうかも。突撃して、考えない内で頑張っていたけれど。
この選択をしたのは、確かに私だ。

[メイン] プレラーティ : ガマ口を膝に置き、資料を手早く捲りながら催促を行う

[メイン] メイプルトリック : 「Y市のUGN支部の、チルドレン施設から金庫から金を奪って脱走
 現状把握していることは以上だね」

[メイン] LRL : 「大胆だな…」

[メイン] プレラーティ : 「ああ、金庫か。なら仕方ないわけだ」

[メイン] キャロル : 何せその育成にも資金は大量に積まれているものな
と、美鳳の返事に頷くように内心思い

[メイン] 歳納京子 : 「む……脱走、かぁ……
 ……理由とかは、まだわからないまま……かな?」

[メイン] 申鶴 : 顔を覆い隠すような資料が、ただ淡々と擦れ合う音を奏でる。

[メイン] キャロル : 「成る程」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「んっ! 金庫から金を奪ったやて?
 育成にも金が何千万とかかっとるっちゅーんに
 とうとうくすねるなんて、金にがめつい奴やなぁ~……」
キャロルの視線に気づき、ニヤリと会釈を返しながら。

[メイン] メイプルトリック : 「さぁね、ただまぁ、チルドレンは執行部に所属してるわけでね
 いわゆる……"裏切者"の処置を専門している子で」

[メイン] プレラーティ : 「……ふーん」

[メイン] LRL : 「!」

[メイン] キャロル : 「ほう……」
僅かに目を細めて

[メイン] 申鶴 : 「……」
ぱさり。

[メイン] プレラーティ : 「それはそれは、心理的負担がさぞ大きく憐れで哀れで仕方ないわけだ……ふふふ」

[メイン] メイプルトリック : 「ま……それぞれ思うことはあるだろうけど、UGNは、そんなもんさ」

[メイン] キャロル : 「以上か?」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「"ダブルクロス"の処置をしとるチルドレンが?
 そりゃあ中々……」
プレラーティに頷く。

[メイン] メイプルトリック : 「ああ、以上だよ」
にへらと返す。

[メイン] キャロル : 連絡員に、それ以上の情報は無いかと尋ねて

[メイン] 歳納京子 : 「……裏切者しっこーぶ」
ちょっと物騒そうな所属だ。前に聞いたことのある部門で。

[メイン] プレラーティ : 「じゃ、さっさと足を動かすわけだ」

[メイン] 櫻 美鳳 : UGNチルドレンは『日常』を知らない。
正確には、日常に暮らす人々の日常を知らない。
UGNが用意した「無菌室」の中で、ただ戦力として育て上げられるのだ。

[メイン] キャロル : 「大事になる前に仕事の時間という事だな」

[メイン] プレラーティ : 「この部屋にもう用はないし、連絡員にご苦労と言ったらさっさと仕事を始めるワケダ」

[メイン] メイプルトリック : 「分かってると思うけど、高い金額を設定したっていうのも
 このチルドレンは対オーヴァード戦に特化した、大変優秀な
 エージェントだからね」

[メイン] メイプルトリック : こくりとキャロルに頷き。

[メイン] 歳納京子 : 「……むー……」
プレラーティの、哀れで仕方ないという言葉。
それにむぅ、と唸りながらも。

[メイン] ガマ口 : ガマ口をメイプルトリックへと会釈させ……

[メイン] メイプルトリック : 「くれぐれも気を付けるように、っと」

[メイン] プレラーティ : とっとと部屋から出て行ってしまった

[メイン] LRL : 「何か手掛かりは無いか?」

[メイン] 申鶴 : 「……すまない。一ついいだろうか」
唐突に口を開く。

[メイン] キャロル : 「まあ、要するに……敵対するのはそれなりに危険と言う事か」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「か~~~っ まっウチらに事情は関係あらへんな
 追って、調べて、捕縛……話し合いでの解決もしたいところやけど
 実際動くまでわからへんしな ただ仕事の遂行 これは大原則やな」
と、立ち上がろうとすれば申鶴に視線を送る。

[メイン] 申鶴 : 「主自身の口から、具体的な任務達成条件を聞いていないように思えるのだが」

[メイン] 歳納京子 : 「……でもでも!
 怪我無いようにすれば、お互いいいよね!
 戦わないようにすれば、それで……む?」

[メイン] メイプルトリック : 「さぁね、チルドレン脱走事件は先日発生したばかりだからね
 それに─────手掛かりを探すのが君達の仕事
 ……違うかなぁ?」
へらへらとLRLを見ながら。

[メイン] キャロル : 1人呟いて、同じく立ち上がるが
申鶴に視線を送って

[メイン] LRL : 「それはそうか」

[メイン] メイプルトリック : そして申鶴の方を向き。

[メイン] 歳納京子 : 申鶴に視線を向けるが、彼女の言葉にハッとした顔になる。

[メイン] キャロル : 「考えたらわかるだろう?」

[メイン] メイプルトリック : キャロルの声に同調するように、にへらと笑う。

[メイン] メイプルトリック : 「どうしたらいいと思う?」

[メイン] キャロル : 横から口を挟むように、少しばかり意地の悪い笑みを浮かべながら

[メイン] メイプルトリック : 「そうだね……イリーガル京子、答えられるかい?」

[メイン] 歳納京子 : しまった…!いつも突貫でとにかく足を動かしてたせいで、その事は抜け落ちてた!

[メイン] 歳納京子 : 「ん~~、無傷でその子をUGNに返す……かな?」

[メイン] メイプルトリック : 指を軽く鳴らす。正解の音。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「まっ───それが"最善"やな」

[メイン] 申鶴 : 「…………なるほど。」
京子に頷き

[メイン] メイプルトリック : 「UGNの理念として、『オーヴァードの保護』もまた含まれているからね」

[メイン] キャロル : 少しばかり手を叩く
賞賛か、或いは促しか

[メイン] LRL : 「そうだな」

[メイン] 歳納京子 : 「UGNが日常の子だっているかもしんないし……
 そこで喧嘩しっぱなしは、どっちも嫌だかんね~」

[メイン] キャロル : 「現場によって対応は変わるだろう?ここで論議しても変わらんだろうに」

[メイン] メイプルトリック : 「当然ながら、チルドレンの身柄もUGNが、その安全を確保しなくちゃ
 いけないわけさ
 それに、まぁ、その通りさ」
紙パックに入った牛乳をストローで軽く吸いながら。

[メイン] 歳納京子 : 視線を受けていることに、天狗になったように鼻を伸ばす。

[メイン] メイプルトリック : 「それじゃ、質問は以上かな?」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「ただ、ま、あんさんもいくつか場数踏んどるやろ
 キャロルの姐さんの言う通りや」
するとケースを抱えて。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「ああ、ウチからは以上や」

[メイン] 申鶴 : 「……詳細の指定がないのは即ち、達成の方法に手段は問わないということだと認識していたが。……ならば、最善を尽くそう」
資料を置いて

[メイン] キャロル : 一同の方を見渡して、言い放って

[メイン] 歳納京子 : 「ん、まー!
 天才の私でも、行ってみないとわかんないことだらけだ!
 だったらまずは言ってみるのが手……だしね!」

[メイン] キャロル : 「先に出て行った奴が恐らく足は用意しているだろうさ、疾く行け」

[メイン] LRL : 「そうだな…待たせるのもなんだしな」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「ほな! ちゃちゃっと行くで!
 相手もオーヴァードや! もたもたしとると
 情報抜いても、情報もその分足が早いからみるみる内に
 腐り落ちてまうで!」

[メイン] 櫻 美鳳 : と言いながら、プレラーティに続く二人目の退室者となる。

[メイン] 歳納京子 : 言いながら、資料をぱたぱたとまとめる。
自信満々に回りを見ていたため、資料を何個か落としている。
不注意は事故のもと。

[メイン] メイプルトリック : 「ま……"怪我無い"ように、ね
 なるべくだけど
 何かあったら気軽に連絡してねーっと」
京子へ、にへらと笑いながら、メイプルもまた次の連絡員の仕事があるため退出する。

[メイン] 申鶴 : 「……」
とんとん、と机の上で資料をまとめながら。

[メイン] 申鶴 : 「これか?」
と、散らばった資料に気付きそれを京子に手渡す。

[メイン] 歳納京子 : あはは~、とメイプルトリックと笑顔を返していれば。
はた、と声を掛けられた方向へと。

[メイン] 歳納京子 : 「……はっ!私としたことが……!?落としてたのか…!
 ん、ありがとう!申鶴ってば優しいんだな!」
ぱああ、とニカっと笑い、資料を受け取る。

[メイン] 申鶴 : 「……優しい?」
軽く首を横に傾け。

[メイン] 歳納京子 : 気が付けば、他の人は出て行ってしまったものが多数。
慌てて、その資料群を鞄に入れておくが。

[メイン] 歳納京子 : 「だって態々拾ってくれたってことは、良い奴だよ!」
こくりと頷きながら、そう返して。

[メイン] 歳納京子 : 辺りを見回していれば、LRLへと目をやる。

[メイン] 歳納京子 : 「はっ、これもしかして私たちが一番遅いのか……!?
 これは早く行かねば……!!いこーいこー、二人とも!」

[メイン] LRL : 「あっ!」
「そうだね…急ごう」

[メイン] 申鶴 : 「しかし。……その言葉は、戦闘を避け、傷を避ける…主のような者のための表現だと聞いているが……」
そこまで言いかけて、促されるのに気づき。

[メイン] 申鶴 : 「……承知した。」
そのまま荷を纏め、扉へと向かう。

[メイン] 歳納京子 : 遅れたら先に出ていった人たちに迷惑がかかっちゃうな!
これはいかん、と資料を大急ぎで入れていく。

[メイン] 歳納京子 : その中、資料の一枚。
ある文字の羅列が目に入る。

[メイン] 歳納京子 : UGNチルドレンは『日常』を知らない。
自らが守る物は、何か知らない。

[メイン] 歳納京子 : しかし……UGNを自らの居場所だと思っている人はいる。
仕事をした中でも、そういうチルドレンは沢山見てきた。
その、彼女にとっての”日常”を失っても。
裏切者を処罰する立場にいながら、裏切者となる理由。

[メイン] 歳納京子 : それを気になった、気になってしまった。

[メイン] 歳納京子 : ま……行ってみないとわかんないよね!
この天才の頭でも、わからないことはある!

[メイン] 歳納京子 : ……連れ戻すだけが任務じゃないな。
納得できるまで、がんばろー!

[メイン] 歳納京子 : おー、と手を心の中で掲げて。

[メイン] 歳納京子 : ────『非日常』が、幕を開いた。

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] GM : ・脱走したチルドレンについて
 <情報:UGN>、難易度:8。

・チルドレン施設内の状況について
 <情報:UGN>、難易度:8。

[メイン] GM :  

[メイン2] system : [ 申鶴 ] 侵蝕率 : 39 → 45

[メイン] LRL : middle:「迷子の超越者を探して3000里」 登場:自由

[メイン] LRL : 38+1d10 登場/リザレクト (38+1D10) > 38+5[5] > 43

[メイン] system : [ LRL ] 侵蝕率 : 38 → 43

[メイン] 櫻 美鳳 : 36+1d10 登場/リザレクト (36+1D10) > 36+10[10] > 46

[メイン] 歳納京子 : 38+1d10 登場/リザレクト (38+1D10) > 38+5[5] > 43

[メイン] system : [ 歳納京子 ] 侵蝕率 : 38 → 43

[メイン] system : [ 櫻 美鳳 ] 侵蝕率 : 36 → 46

[メイン] LRL :

[メイン] LRL : 余達は京子の提案で迷子の超越者について調査を開始した

[メイン] LRL : チルドレンのそれも…執行部…普通に考えるだけでも戦闘は避けた方が良い相手だから……何で脱走したかを調べる必要があるな…

[メイン] LRL : それに余には邪眼(探知する光)がある!
人探しは得意な方だから……大丈夫かな?

[メイン] 歳納京子 : UGNの管理下の中にある、一角の情報室。
とはいえ情報室の名が通るような角張ったものではなく、飲み物や休憩する場所もある、テラスのような役割を持ったそこにて。

[メイン] 歳納京子 : 意気揚々に飛び出たはいいけれど、どこに行けばいいかなんてわかんない。
故に、情報室にて。

[メイン] 歳納京子 : 「んーー……人探しって言っても、まず何から手をつければいいやら」

[メイン] 歳納京子 : テーブルの上で、ぐでぇと京子はうつ伏せの姿勢になる。

[メイン] LRL : 「迷子の超越者の人となりから調べたら良いんじゃないか?」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「なんやなんや あんな調子づいてたのにこれかいな」
と水の入ったボトルを傾けて、喉を鳴らす。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「ロングの言う通りや、探すには
 まず探すべき対象そのものを調べるのがてっとりばやいわな~」

[メイン] 歳納京子 : LRLに、あーそうかと声を漏らす。

[メイン] 歳納京子 : 「はっ……!その子の事もわかれば足取りもわかる
 それに、私が気になってることも解決できていっせきにちょー!」

[メイン] 歳納京子 : 二人の発言に、その観点はなかったと言いたげな顔を向けつつ。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「? なんや気になっとる事て……ままええわ~
 調子の良い京子に任せるわ! ちょっとウチはその間に
 ある程度準備しとくわ~! がんばり~や!」

[メイン] 歳納京子 : 二本指を両手で立てて一石二鳥のポーズ。

[メイン] LRL : 「ああ…準備は大事だからな」

[メイン] 歳納京子 : 「ん……準備!
 そっちもそっちで、がんばってね~!」
手をぶんぶん振り、LRLへと目をやる。

[メイン] 歳納京子 : 「よっしゃ、じゃあ……言われた通り、まずは人調べ!
 京子ちゃんの調査能力に任せたまえ!」

[メイン] LRL : 「ああ!」
「任せた!」

[メイン] 歳納京子 : ふふん、と胸を叩き。
足を情報取り扱い専門、情報部門へと向かって行く。

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 : ・脱走したチルドレンについて
 <情報:UGN>、難易度:8。

[メイン] 歳納京子 : 《援護の風》+《ウィンドブレス》

[メイン] system : [ 歳納京子 ] 侵蝕率 : 43 → 47

[メイン] 歳納京子 : これで達成値+9とダイス+5だァ~~ッ

[メイン] 歳納京子 : 7dx+9 (7DX10+9) > 10[1,4,8,8,10,10,10]+9[4,5,9]+9 > 28

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・脱走したチルドレンについて
 CN:"リューコサイト"。本名:真田 由紀。年齢:13歳。性別:女。
 シンドローム:ブラム=ストーカー/エグザイル。
 UGN執行部所属のチルドレン。主な仕事は、リバースガーディアン────裏切者への"処置"。
 実績は優秀で、数多くのFHへの離反、および戦力増強を未然に防いだことがある。
 物静かな少女で、口数は少ないものの、UGNに対する忠誠心は高く評価されていた。
 また、彼女は本事件前に、UGNチルドレン離反事件の対処にも携わったことがあり、その任務も難なく完遂した。

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 追加情報

[メイン] GM : ・チルドレン離反事件について
 <情報:UGN>、難易度:8。

[メイン] GM :  

[メイン] LRL : 調査
チルドレン離反事件について
 <情報:UGN>、難易度:8。 

[メイン] LRL : (1+0)dx+0>=8 【社会】<情報:UGN> (1DX10>=8) > 6[6] > 6 > 失敗

[メイン] LRL : 🌈

[メイン] LRL : 財産使うぞ 来い

[メイン] system : [ LRL ] 財産P : 2 → 0

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ・チルドレン離反事件について
 "リューコサイト"が所属する、執行専門チルドレン施設の、他チルドレン達がFHへ離反した事件。
 事の経緯として、"日常"を知らないチルドレン達が、"日常"を知るため、自由に生きることを選択し、FHの協力の下、UGNに反旗を翻した事件だ。
 規模としては、"リューコサイト"を含めた上級エージェントらの対処によって小さく収まった。
 なお、離反に加わったチルドレンの中に、"リューコサイト"と仲が良いとされていたチルドレンの姿もあったことが報告されている。

[メイン] GM :  

[メイン] 歳納京子 : 他のメンバーから受け取った情報。そして、京子やLRLが調べた情報。
まとめ上げて、整理をしていく。

[メイン] 歳納京子 : 最も、京子にとっては口から何も出なかった。
きゅっと口を堅くしたまま、じっと液晶の光を受けている。

[メイン] LRL : 「なァ…この情報が正しければ…」

[メイン] 歳納京子 : 「ん~~~……
 安楽死、かぁ……」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「金庫から奪われたのは3000万と……あとは金庫とはまた別件とはいえ
 罪と罰の本……と安楽死に必要な費用が3000万
 まぁピタリと合致するわな?」
LRLに視線を送りながら、こくりと頷く。

[メイン] 歳納京子 : メイフォン、ロングにこくりとは頷く。

[メイン] 歳納京子 : 「……ただ、本当にそうなのか、なんてわからないけどね」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「まっ 間違いないのは"リューコサイト"っちゅーんは……
 ウチら以上の実力者って事やな」

[メイン] 櫻 美鳳 : すると、ケースを持ち上げて。

[メイン] 歳納京子 : 「だって、安楽死なんて……
 ……そんなのを選択しようとするなんて、辛いじゃんか」

[メイン] 櫻 美鳳 : ≪水晶の剣≫ レーザーランチャーに適用
侵蝕率+4

[メイン] 歳納京子 : む、とメイフォンへと目を向ける。

[メイン] LRL : 「そう…だな…」

[メイン] LRL : 「わぁ…」
そのエフェクトを見て目を輝かせる

[メイン] 歳納京子 : おおぉお、と武器へと目をやる。

[メイン] 歳納京子 : 「ほほー……これが武器強化のエフェクト!
 リューコサイトとなんかあったら……って事かな?」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「せや、万全に期すに越した事はあらへん
 もし交戦になった時は、こんな事できるのも
 一瞬だけやしな
 ───骨がいくら折れても、命があればいくらでも拾えるんやしな
 この行為が無駄になっても、ままええわ」

[メイン] LRL : 「すごい…」

[メイン] 歳納京子 : 「ん……やっぱり命あってこそ……
 何かすることも出来るんだよね」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「せやせや! ……まっ、離反したチルドレンは
 たった一度きりの命と引き換えに、日常を手にしようとして……
 『処置』されて、もう何もできへんねんやろけどなぁ」

[メイン] 歳納京子 : むぅ、と唸る。
先ほどの情報を見てから、はきはきとした様子は消えている。

[メイン] LRL : 「止めるなら急いだ方が良さそうだな…」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「そもそもおかしな話や、日常を護り続ければ
 自ずと日常なんて知ってまうもんや、レネゲイドはいくら隠蔽できても
 日常を護る為にその日常と隣り合わせで戦力として送り込まれるチルドレンに対して
 日常なんて隠蔽できへんちゅうんに……なぁ?」
へらへらと笑いながら、頷く。

[メイン] 歳納京子 : 「何というか……それも嫌、だな……
 勿論FHはテロ組織、加担するのは悪いんだけど……
 知らないことを知ろうと頑張ったのに、それがふいになっちゃう、なんて……」

[メイン] 歳納京子 : メイフォンの言葉に、ちらりと顔を向け。

[メイン] 歳納京子 : 「うん……
 もしかしたら、UGNそのものが、大切なモノだって思ってたかもしれない」

[メイン] 歳納京子 : 「……大切な人に裏切られた、と感じたなら……
 安楽死って言う選択肢を、とってしまうのかなあ……」

[メイン] LRL : 「では止めるためにも会わなくてはな」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「…………せやな
 まっ、とりあえずウチは
 闇医者ちゅーか仲介者を当たるのがええと思うで
 今回得た情報はどれも腐らへんわ、足が早くないっちゅーんかな」

[メイン] 歳納京子 : 京子は、UGNの事件に何度か関わってきたイリーガルである。
かといって……UGNエージェントではない。
ある日常の姿は、あくまでも女子中学生。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「脱走したチルドレンという点を追うんなら難しいわ
 けど闇医者は商売しとるんや、あっちこっちに移動してたら
 集まる客も集まらんわけや
 仲介者がどっかに屯しとるやろ」

[メイン] 歳納京子 : 安楽死、というワードは物語の中で聞いたことがなく。
だからこそ、死という選択肢をどうして取ってしまうのか、理解が出来なかった。

[メイン] LRL : 「ある程度は余の邪眼(探知する光)があるぞ」

[メイン] 歳納京子 : それゆえに、先ほどまで自傷天才の頭を悩まして、自分の考えをまとめていたが。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「頼もしいなぁ」
考え込む京子の傍で、そんな気も知らないのか
いや気を使っているのか、視線は送らずに
ロングに向けてのみ笑みを浮かべて。

[メイン] 歳納京子 : 「ん……そうかも
 闇医者を追えば、その子……由紀ちゃんとも会えるかもしれないしね」

[メイン] 歳納京子 : はた、と考え込んでいたが。
メイフォン、LRLの言葉に顔を上げて。

[メイン] 歳納京子 : ふと、その考えこんでいる頭に一つ浮かび上がる。

[メイン] 歳納京子 : 「ロングは……連れ戻したいんだよね?
 それは……何か危険な目に合わせないため?」

[メイン] 歳納京子 : 人探しの能力がある彼女に、そんな事を聞く。
もちろん私たちは、仕事でこれをしているわけなのだが。

[メイン] LRL : 「考え抜いてからならまだしも若いのに命を粗末にするのは多分間違ってると思ったからだ」

[メイン] 歳納京子 : 「む……なんだか、年長者みたいな言い方するんだね」

[メイン] LRL : 「ふっふっふ」

[メイン] 歳納京子 : 「はっ、RBだから……見た目と年齢はもしかして関係ない……!?」

[メイン] LRL : 「どうかな?」

[メイン] 歳納京子 : ははあ、とじろじろと上から下へと目線をやる。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「まっ! その仰々しい態度がほんまかどうかも
 仕事してればわかることや!」
被っていた帽子をいきなりロングに被せる。

[メイン] LRL : 「わわっ!」

[メイン] 歳納京子 : メイフォンの言葉に、それもそっか!と、ポンと手を叩き。

[メイン] 櫻 美鳳 : すぐに帽子を被り直し。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「ほな行こっか!
 にしても今のが素っぽいなぁ~? ロング~」
ニヤニヤしながら、情報室から一足お先に出る

[メイン] LRL : 「い…良いぞ」
少し赤面しながら

[メイン] 歳納京子 : 「……今のもロングの顔という事か……!!へ~…?」
赤面した顔をちょっとにやにやしながら、見つめつつ。

[メイン] 歳納京子 : 情報室の外へと、足を向けていく。

[メイン] LRL : 「あっ…待って〜」
その後を追いかける

[メイン] LRL :

[メイン] LRL :

[メイン] GM :  

[メイン] GM : trigger『Welcome to Underground』 登場:任意

[メイン] 歳納京子 : 47+1d10 登場/リザレクト (47+1D10) > 47+7[7] > 54

[メイン] system : [ 歳納京子 ] 侵蝕率 : 47 → 54

[メイン] LRL : 43+1d10 登場/リザレクト (43+1D10) > 43+9[9] > 52

[メイン] system : [ LRL ] 侵蝕率 : 43 → 52

[メイン] 櫻 美鳳 : 50+1d10 登場/リザレクト (50+1D10) > 50+7[7] > 57

[雑談] system : [ 櫻 美鳳 ] 侵蝕率 : 50 → 57

[メイン] キャロル : 1d10+48 シーンイン (1D10+48) > 3[3]+48 > 51

[メイン] プレラーティ : 60+1d10 登場/リザレクト (60+1D10) > 60+9[9] > 69

[メイン] system : [ プレラーティ ] 侵蝕率 : 60 → 69

[メイン] 申鶴 : 45+1d10 登場/リザレクト (45+1D10) > 45+7[7] > 52

[メイン] system : [ 申鶴 ] 侵蝕率 : 45 → 52

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ─────結論から言えば、リューコサイトの居場所を突き止めることは
困難であった。

[メイン] GM : というのも、"黒い死神"は神出鬼没の闇医者であり
その者の下へリューコサイトがいるのだとしたら
表社会に、自らの居場所を繋ぎ止める痕跡は一切残さない。
そういった人物であることが、調査により判明したからだ。

[メイン] GM : では、"黒い死神"と会うにはどうするか?
それは、繋がりを持つFHセルの仲介が必須となる。

[メイン] GM : ─────そうしてあなた達は、裏社会……非日常の世界へと足を踏み入れた。

[メイン] GM : 裏路地、ひと気のない、寂れたアスファルトの上。

[メイン] ????? : 「─────で?」

[メイン] ????? : 「UGNが、一体何の用かしらぁ?」

[メイン] ????? : そこに、黒いマスクと金髪が特徴的な男がいた。
へらへらとした表情で出迎える。

[メイン] プレラーティ : 「……」

[メイン] 歳納京子 : 現れた男に、きゅっと目を細める。

[メイン] LRL : 「……」

[メイン] プレラーティ : 「(なんというか、コイツの外観は男だがカリオストロを思い出す変な奴が出てきたワケダ)」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「居心地がええ場所やわ
 カットアウト
 "仲介"のあんさんが選ぶのもようわかるわ……何の用やて?
 まぁ一つ先に聞かせてもらうわ 馬鹿正直に」
と言いながら、ケースの上に座り込むか

[メイン] 櫻 美鳳 : 「今日、先客はおったんか?」

[メイン] ????? : ふぅん?とメイフォンの方を向き。

[メイン] ????? : 「いや、答えないけど?」

[メイン] 歳納京子 : 見覚えはある。
なにせ……へらへらとした態度だが、この雰囲気は独特。
────FHエージェントのもの。

[メイン] ????? : 当たり前でしょ(笑)。と言わんばかりに、へらへらと笑う。

[メイン] キャロル : 「死神の窓口だな?」
続け様に、尋ねるように

[メイン] ????? : ちらりと─────キャロルの方へ眼を動かす。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「3000万は払わへんけど
 それ(先客の有無)に対して、それ相応の銭は払うで
 まっ払える額ならの話やけ……ど」
キャロルの方に視線を送り、口を閉じる。

[メイン] ????? : 「まぁねぇ?」

[メイン] 申鶴 : ただぼんやりとそのやりとりを見つめる。

[メイン] プレラーティ : 「大変素直で結構なワケダ」

[メイン] 歳納京子 : ごくり、と死神の窓口へと目を向ける。
……目を離せないのは、彼の敵対然とした態度に、何をされるかわからないため。

[メイン] キャロル : 「必要なのは前払いか後払い、どちらがいい?」

[メイン] ????? : 「前払い」

[メイン] ????? : 「そもそも、この仲介人ってねぇ
 "信頼"が大事なわけでぇ」

[メイン] キャロル : 「ああ、それは勿論知っているとも」
だから先程情報の安易な口遊も切った訳だろうしな

[メイン] ????? : 「いつでも"嘘"を吐いても構わないような"クズ"がゴロゴロいる世界なんだから
 後払いなんて選択したら、そらぁぼったくられちゃうわよぉ」
へらへら。

[メイン] 櫻 美鳳 : まっ……せやろな
信頼を傷つけるような事は金を出されても答えへん
あくまで"仲介"を果たす以外で、金のやり取りはせぇへんのやろ……
するにしても、黒い死神と事前に金のやり取りはしとるはずや
ウチらはそのハードルを乗り越えへんとあかん ゆえに

先客の話もそううまく聞き出せるわけあらへんわな

[メイン] プレラーティ : 「さて、それじゃあ。どうするわけだ?」

[メイン] キャロル : 「どうするも何も、そもそも」

[メイン] 歳納京子 : この非日常の、取引の会話に、目を丸くする。
……まるっきりわからない。
わかることといえば、彼は敵対の目は向けたままだけど、情報を交換する気があるから、ここにいるはず。

[メイン] キャロル : 「お前達は何故わざわざここに来てるんだ?」

[メイン] キャロル : くるり、と
美鳳と男を覗いた4人の方を向いて

[メイン] ガマ口 : ガマ口をケロリと向ける

[メイン] 歳納京子 : はっ、とキャロルに問いかけられた事で。
蛇に睨まれた蛙だったことから、一時脱却。

[メイン] LRL : 「迷子の超越者を探す為だな…」

[メイン] 歳納京子 : 「……っ!」
向けらられた目に、くるりとそのFHへと目を向ける。

[メイン] 歳納京子 : 「……由紀ちゃんに会うために、その子がいる場所の情報が欲しい!」

[メイン] ????? : 金髪、蒼眼の少女を見て、にんまりと笑いながら。

[メイン] 申鶴 : 「目的の遂行。……見物でもいいなら、そのようにするが」

[メイン] キャロル : ふぅん、と鼻を鳴らして

[メイン] ????? : 「ふぅん~?……それなら取引ね」

[メイン] プレラーティ : 「チルドレンがここに来たタイミングが不明瞭な以上、さっさと情報を抑えるに……ん?」

[メイン] キャロル : 誠意だけで裏社会が動くわけがない
男の方を一瞥して

[メイン] ????? : 「アタシもこれ、仕事なのよ
 3000万円の確認を行わないと通すなって言われちゃってねぇ」

[メイン] プレラーティ : 「なんだ、急に面白そうな話を始めてくれるわけだ?」

[メイン] キャロル : 「要するに」

[メイン] キャロル : 「払うもの払えって事だろ?」

[メイン] 歳納京子 : ……やっぱり、ちょっと怖い……っ。
虎のような、食ってかかるような視線。

[メイン] ????? : キャロルにニヤリと。

[メイン] 歳納京子 : 「さんぜっ……!?」

[メイン] ????? : 「顧客は誰だって良いのよ」

[メイン] ????? : 「"誠意"があれば通す、そういう自動的なシステムなのよ、これ」

[メイン] 歳納京子 : う、と口を閉じさせる。
あまりにも、女子中学生には目のくらむ金額だ。

[メイン] 歳納京子 : 「………」

[メイン] プレラーティ : 「ふむ」

[メイン] LRL : 「……」

[メイン] キャロル : 「会いたくないなら別に払わないでいいんだがな」

[メイン] 歳納京子 : 「……それは、後出しじゃダメか?」

[メイン] プレラーティ : 「じゃあ、そうしよう。UGNに借りてくるのがいいワケダ」

[メイン] プレラーティ : さっさと結論を出す為に手早いであろう解決策を具申する

[メイン] ????? : 「ん~?どうしてUGNの口約束をFHのアタシが信じると思ったわけ?」

[メイン] 歳納京子 : じっ、とFHの彼に目を向ける。

[メイン] キャロル : そのまま男の方にすたすたと歩いて

[メイン] キャロル : 「一抜け」

[メイン] ????? : ─────"見覚え"のある少女に、にんまりと笑いながら。
今度はキャロルの方へちらりと。

[メイン] LRL : 「!」

[メイン] 申鶴 : 「……」

[メイン] キャロル : 口座のカードを、男に手渡す

[メイン] プレラーティ : 「……って、何を勝手にしてくれるワケダ!!」

[メイン] ????? : 「クスクス……毎度。それじゃあ奥の部屋で待機してちょうだいね」

[メイン] 歳納京子 : 「……!?」
ぱちくり、とキャロルに瞬いて。

[メイン] ????? : ─────FHの手に、"活動資金"が渡る。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「ひゅ~っ やりよるな姐さん
 まっ……ウチを除いた時点でそういう"汚れてる"側ってのはわかっとるけど
 気前がええわ」

[メイン] キャロル : 「もう帰っていいだろ、それなら」

[メイン] キャロル : 「払えるもの払わずに何か得れるわけ無いって事だが」

[メイン] キャロル : FHに活動資金が渡るのは
勿論一般論から見てナンセンスなのだが

[メイン] キャロル : "仕事"の完遂で帳消しにはなるだろう

[メイン] 歳納京子 : ぐっ……!その通り。
相手と同じ立場じゃない、なら私が何かをしないといけないのだから。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「んじゃっ ウチは───…………
 "フリーランス"やし、気兼ねなくやるわ」

[メイン] 櫻 美鳳 : そう言うと立ち上がり。

[メイン] キャロル : このままオレだけを通せ
それで『仕事』は完遂……
と、美鳳の方を見て

[メイン] 櫻 美鳳 : 「なーに一抜けしようとしてんねん姐さん
 あんさんもウチの事わかっとったやろうに」
にやにやとしながら

[メイン] キャロル : 少しばかり舌打ち
"どちら"かは分からないが、殺処分は危うくなるか。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「まっ、これ全部ウチが自分で手に入れた資金やねん
 UGNのもんでもあらへん、けれど大事な大事なお金や
 ───恋人と言ってもええで、でも使ってなんぼやろ? 金ってのは」

[メイン] 櫻 美鳳 : すると札束を取り出し、男に投げるように渡す。

[メイン] 歳納京子 : 二人が通りぬけ切った時。
もう一度────”見覚えのある顔”へと、目を向けて。

[メイン] system : [ 櫻 美鳳 ] HP : 27 → 27

[メイン] system : [ 櫻 美鳳 ] 財産P : 12 → 0

[メイン] ????? : メイフォンから渡された金を受け取り、ニヤリと笑う。

[メイン] ????? : 「毎度あり」

[メイン] ????? : そのまま、後ろにある部屋へと通す。

[メイン] 歳納京子 : つかつか、と足を速めて彼との距離を狭める。

[メイン] ????? : そして……。

[メイン] プレラーティ : 「(…既に確認係とストッパーのメイフォンが入れたし、ここは任せるべきか、悩むわけだ)」

[メイン] ????? : 「ん~?アンタはそんな大金、持ってるのかしらぁ?
 ・・・・・
 京子ちゃん」

[メイン] 歳納京子 : っ……。”覚えられてる”。

[メイン] ????? : 悪魔のような笑みを浮かべながら、ニタニタと。
高身長の金髪の男の顔に、黒い影が差し込まれ、京子を見下ろす。

[メイン] 歳納京子 : それに、口を閉ざしかけるが。
彼に一度、頷く。

[メイン] 歳納京子 : 「ああ……私は中学生だし
 前の二人のように、契約するほどの大金なんてないよ」

[メイン] 歳納京子 : 「三千万なんて、どれくらい頑張ればいいのかもわかんないけど
 ……ただ、絶対後で、払う
 これは……UGNも関係ない、私の我儘だ」

[メイン] 歳納京子 : 「……今はお金すらもない
 でも!必ず、溜めて見せて、アンタに渡すから!」

[メイン] 歳納京子 : 「……お願いします……!!!」

[メイン] 歳納京子 : そのまま、頭を下げる。
相手はテロリスト、たいしてこちらはUGNであるというのに。

[メイン] ????? : 「─────"担保"」

[メイン] ????? : ぽつりとそう告げる。

[メイン] ????? : そして手のひらを見せ、ひらひらと。

[メイン] 歳納京子 : 絶対に、今じゃないと、ダメだ……
用意してからじゃ遅い。もしかしたら、今にも危ない目にも会ってるかもしれない。
だから、今すぐに会いたい。

[メイン] 歳納京子 : 「……へ?」

[メイン] ????? : 「確かにねぇ、京子ちゃんは真面目で、嘘は確かに吐かない子っていうのは
 アタシも知ってる。
 でも─────仕事なのよこれ~」

[メイン] ????? : へらへらと笑いながら。

[メイン] ????? : 「今用意できないなら、それ相応のものをアタシに寄こせってこと
 もちろん3000万円を用意できたら返す
 簡単な話でしょ~?」

[メイン] キャロル : 裏で、くつくつと笑うような声を奏でて

[メイン] ガマ口 : 「ケチンボー、オトナゲナシオカマー」
ガマ口の口をゲロゲロと動かして抗議の声を上げる

[メイン] キャロル : 「これは全く関係のない話なんだが、ジーニアス・ラムと言うエージェント」

[メイン] キャロル : 「最近頭角を表していてね、これが」

[メイン] ????? : 背に聞こえる声に、ポッケに手を入れながら。

[メイン] ????? : 口を閉じ、片方の口角を上げ、聞く。

[メイン] 歳納京子 : 「……う」
と、彼の言葉を耳に届けているが。助けを求めるように、くるり、とキャロルへと目を。

[メイン] ????? : 続けなさい?と言わんばかりに、キャロルの方へ横目で視線を送る。

[メイン] キャロル : 「今回この件での任務がもちろんあるわけなんだが」

[メイン] キャロル : つまりは

[メイン] キャロル : 金を盗み消えた裏切り者に対して、何らかの処置を彼女が下せたのならば

[メイン] キャロル : UGN内の地位
───詰まるところの報酬も増額されるわけで

[メイン] キャロル : 「貸し、あった方が楽じゃないか?」

[メイン] キャロル : 「で、まあ」

[メイン] ????? : ニヤリ。

[メイン] キャロル : 「コイツ、なんと言ってもアホでなあ」

[メイン] ????? : 腕を組み、クッ、クッ、クッ……と、小さく笑う。

[メイン] 歳納京子 : きらきら、と、救いの手を上げたキャロルに目をまたかせていたが。

[メイン] 歳納京子 : なんだと!?と、ぷんすかと怒り顔にころころ変化する。

[メイン] キャロル : 「困っている人間を助ける為なら3倍くらい金額、ぼったくっても気が付かずに動いてしまうんだよなコレが」

[メイン] キャロル : 「幾らでとりあえず通せる?」

[メイン] キャロル : ケラケラと笑って

[メイン] ????? : 「……あっはっ!」

[メイン] ????? : 吹き出すように笑う。

[メイン] ????? : 「そうねぇ、クスクス─────
 つまり……京子ちゃんとの"コネ"を、担保にしてるわけねぇ?」

[メイン] ????? : 今度はジロリと、小さな京子へ視線をやり。

[メイン] 歳納京子 : 向けられた視線と、京子のものが交差する。

[メイン] ????? : 「アタシ、ペットショップ屋経営してるのよ~」

[メイン] ????? : 「でも、UGNにバレては撤収して、バレては撤収されてをね~
 これを繰り返す毎日で、ほ~んとダルいのよね~」

[メイン] ????? : 「─────もし京子ちゃんが、この市の支部長になったら」

[メイン] ????? : 眉をハの字に曲げながら、にんまりと笑い。

[メイン] ????? : 「アタシのこと、見逃してくれるかしらぁ?」

[メイン] ????? : 口の中に八重歯が見える。

[メイン] 歳納京子 : ぐっ、と溜めて。
視線をもう一度向きなおす。

[メイン] 歳納京子 : 「……いいよ」

[メイン] 歳納京子 : 「いいけど、そこで何やってるか次第で、私はダメっていうかもしれない」

[メイン] ????? : 「へぇ~……?
 クスクス……そう、"約束"できるのねぇ?」

[メイン] 歳納京子 : 「だから……それは絶対って約束できない」

[メイン] ????? : 「あっは、そりゃあねぇ?双方の合意は必須よねぇ~?」

[メイン] ????? : けらけらと楽しげに笑いながら。

[メイン] 歳納京子 : 代わりに、とバッグを下ろし。
中から個包装に包まれた一つの物を取り出す。

[メイン] 歳納京子 : 「これは……私の大切な人が私にくれたプレゼント
 この仕事が終わったら開けようと思ってた」

[メイン] 歳納京子 : 「……でも、その子には悪いけど
 これを担保にする、これは────」

[メイン] 歳納京子 : ロイス→タイタス
固定ロイス:ヘレナ

[メイン] system : [ 歳納京子 ] ロイス : 2 → 1

[メイン] 歳納京子 : 「────私の生きる意味で
 私の命より大切な想いだ」

[メイン] 歳納京子 : 「……だから、これを持ってもらいたい
 三千万後払いにする、これが私の”誠意”」

[メイン] 歳納京子 : じっと、彼へと目を向ける。

[メイン] ????? : 京子の"想い"を受け取り。
男は、ゆっくりと口を開く。

[メイン] 歳納京子 : キャロルの言う通り、京子はUGNで何度も経験を積んできた。
そして、その中で知り合った人もたくさんいる。
彼女自身の日常と呼べるものも、また。

[メイン] 歳納京子 : それを表す気持ちの形が、これだ。

[メイン] ????? : 「これは、値が付けられないわねぇ?」

[メイン] ????? : 「─────Welcome to Underground」

[メイン] ????? : ひらりと手を胸の前へ払い。小さくお辞儀。

[メイン] 歳納京子 : お辞儀に、慌ててお辞儀を返して。
────暗く深い、"Underground"へと目を向ける。

[メイン] プレラーティ : 「(……もう説得係とブレーキに丁度いい連中が行ったし、最悪部隊を引き連れて囲んで叩けばいい)」

[メイン] キャロル : なあなあ、とプレラーティの方を一瞥して

[メイン] プレラーティ : 「ん?」

[メイン] キャロル : 「────負担と責任の山分け、助力出来ないか?」
などと、意地の悪そうな笑みを浮かべながら

[メイン] プレラーティ : 「……なるほど」

[メイン] キャロル : 幾ら帳消しにできるとはいえども、その汚点を覆いかぶさることになる事は間違いない

[メイン] キャロル : 「10を3人で背負うよりかは、6人全員で背負った方がいいと思うのだが?」

[メイン] プレラーティ : 「……どちらにせよってワケダ」

[メイン] ガマ口 : 降参のポーズをガマ口に取らせると、トコトコ前に進み

[メイン] ????? : 向かう少女をちらりと見据えた後、男は─────
扉前を空ける。

[メイン] ????? : 「─────値の付けられないものを差し出されたのなら
 アンタらの分も払われたも同然、ってとこかしらねぇ?」

[メイン] LRL : 「!」

[メイン] プレラーティ : 「おやおや…」

[メイン] ????? : 光源の無い、暗い路地裏の空を見上げながら、けたけたと笑い。

[メイン] ????? : どうぞ、ご勝手に。と言わんばかりに、またお辞儀。

[メイン] プレラーティ : 「では、ありがたく便乗とあやからせてもらうワケダ」

[メイン] LRL : 「うわ!ありがとう!」
とことこと扉に向かう

[メイン] 申鶴 : 「……無用な心配をもらったものだ」

[メイン] 申鶴 : たん、と自身の肩を叩くと、その片腕がぽとり…と落ちる。

[メイン] 申鶴 : 「これでいいか?」
仲介人に放り投げたのは……氷で象られた腕。

[メイン] 申鶴 : 「"変異種サラマンダーの腕"。冷凍技術くらいは安楽死施術にも役立てられると思うが」

[メイン] ????? : 「……クスクス」

[メイン] ????? : 肩を小さく揺さぶりながら嗤い。

[メイン] ????? : 「─────"余分"に"クズ"に貢献したことになるけど
 それでアンタは良いのかしらぁ?」

[メイン] ????? : 壁に寄りかかりながら腕を組み
嘲笑うように、口角を吊り上げながら申鶴の方を横目で一瞥する。

[メイン] 申鶴 : 「……貢献したつもりはない。……我はただ、計りかねただけだ」
そちらを見もせずに、つかつかと扉の方へ

[メイン] 申鶴 : 「"気持ち"とやらの価値の重さもわからない我には、この程度のことでしか……その負担を軽められないだろうからな」

[メイン] ????? : ふぅ~ん?と軽い返事をしながら。

[メイン] ????? : 「ま………」

[メイン] ????? : 「誰かを救うたいがために、例え"クズ"に身を落とすような行為をしたとして
 それが果たして─────"気持ち"の面で、"クズ"と言えるかどうか
 ……ってところねぇ~?」
へらへらと嗤いながら。

[メイン] ????? : 「少なくとも─────
 アンタのそれは、"誠意"って感情に他ならないわ」

[メイン] ????? : 「気持ち悪いんでしょ、仲間が身銭切っておいて
 自分は何もしないってのが」

[メイン] 申鶴 : 「……」

[メイン] ????? : あっは。と空へ向かい、嗤いながら。

[メイン] ????? : 「ま、存分にやればいいんじゃな~い?
 じゃ~ね~」

[メイン] ????? : そう言い─────男は、少し段差のある階段から飛び降りる。
そして着地の音と共に。

[メイン] ????? : ビル影から鼠、犬、猫、鳥等の─────無数の"猛獣"達が、眼光を光らせながら
その姿を露わにする。
決して、6vs1の状況ではなかった。
6vs無数であった。

[メイン] ????? : そして男は、"動物"達を連れてどこかへと消えて行った。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「…………あの男一人でも6人を相手にできるっちゅー実力を持っとるやろうに
 その上であんな数、従えとったんか……」
目を細め、冷や汗をかきながらも

[メイン] 櫻 美鳳 : 「まあ……せやな
 ウチが銭を切っただけの事はあるわ そしてあんさんらもな
 それに応えてくれる男やったのもまた事実や」

[メイン] LRL : 「良い人(?)で良かったな」

[メイン] 櫻 美鳳 : すると───美鳳が端末を操作し
メジャー消費
エンブレム≪グリーディ≫使用

[メイン] 櫻 美鳳 : 2d10 財産点にプラス (2D10) > 15[6,9] > 15

[雑談] system : [ 櫻 美鳳 ] 財産P : 0 → 15

[メイン] 櫻 美鳳 : 「フゥー……こうでもせぇへんと
 恋しくて恋しくてたまらへんわ……まっ、裏技ってやつや」

[メイン] 歳納京子 : へへへ、とメイフォンに頭を掻きつつも。

[メイン] 櫻 美鳳 : 美鳳にとって「お金」はロイスを繋いでるほどのものだ。
それが一気に失われればタイタス化も免れないが……
彼女はグリーディでもあるゆえに、こうやって即座に調達してくる事で、それを免れるのだ。

[メイン] 歳納京子 : 「ん……準備は万端に、しておきたいもんね
 なにせ……今から向かうのは、日の光が見えない場所なんだから」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「せや……まっ あんさんの価値のつけられへん"担保"が無こうたら
 ウチがこの分を払う予定やったわ そうやないと誠意やないしな
 けど その心配はなかったな! なははははっ!」

[メイン] 櫻 美鳳 : 砕けたように笑い返す。

[メイン] 歳納京子 : メイフォンに顔を向ければ、とってもお金が積まれていた。
それにあんぐりと口を開いてしまう。

[メイン] LRL : 「すごい」

[メイン] 歳納京子 : しかし、口を閉じ直し。

[メイン] 歳納京子 : 「……うん、私は……心配を掛けられない!
 自分一人で出来るものだってあるから!」

[メイン] 歳納京子 : ニッ、とLRLとメイフォンに笑いかけて。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「……それほど『リューコサイト』に会いたいって気持ちもようわかったわ
 あんさんは、傍から見ればあほ抜かしとるように見えるやろうけど
 腰抜けやないってのは今のでわかったわ」
ニッと笑い返し、地下(アンダーグラウンド)へ。

[メイン] 歳納京子 : 一歩、地下への道を歩み始めた。

[メイン] 申鶴 : 「……」
ぱんぱん、と肩に残った露を払いつつ遠目でそれを眺める。

[メイン] 申鶴 : …耳鳴りのように、仲介人の言葉が頭に響く。

[メイン] : 『少なくとも─────
 アンタのそれは、"誠意"って感情に他ならないわ』
『気持ち悪いんでしょ、仲間が身銭切っておいて
 自分は何もしないってのが』

[メイン] 申鶴 : ……"気持ち悪い"?これが?

[メイン] 申鶴 : ……任務を遂行するだけなら、黙ってそこを素通りすれば良かっただけのこと。
……我は何故、そうしなかった?

[メイン] 申鶴 :
   Underground
━━我に 心奥 に眠る気持ちを呼び起こさせたものは、なんだ?

[メイン] 申鶴 : ……得体の知れぬものに突き動かされるように。
今は……ただ進むことしかできない。

[メイン] 申鶴 :

[メイン] 申鶴 :

[メイン] GM :  

[メイン] GM : trigger『Luscious Death』 登場:任意

[メイン] 歳納京子 : 54+1d10 登場/リザレクト (54+1D10) > 54+3[3] > 57

[メイン] system : [ 歳納京子 ] 侵蝕率 : 54 → 57

[メイン] 櫻 美鳳 : 57+1d10 登場/リザレクト (57+1D10) > 57+9[9] > 66

[メイン] LRL : 52+1d10 登場/リザレクト (52+1D10) > 52+4[4] > 56

[メイン] system : [ 櫻 美鳳 ] 侵蝕率 : 57 → 66

[メイン] system : [ 櫻 美鳳 ] 侵蝕率B : 0 → 1

[メイン] 申鶴 : 52+1d10 登場/リザレクト (52+1D10) > 52+10[10] > 62

[メイン] キャロル : 1d10+51 出るけど喋るかわからん (1D10+51) > 10[10]+51 > 61

[メイン] system : [ LRL ] 侵蝕率 : 52 → 56

[メイン] system : [ 申鶴 ] 侵蝕率 : 52 → 62

[メイン] プレラーティ : 69+1d10 登場/リザレクト (69+1D10) > 69+4[4] > 73

[メイン] system : [ プレラーティ ] 侵蝕率 : 69 → 73

[メイン] GM :  

[メイン] system : [ 申鶴 ] 侵蝕率B : 0 → 1

[メイン] system : [ LRL ] 侵蝕率d : 0 → 1

[メイン] system : [ LRL ] 侵蝕率d : 1 → 0

[メイン] GM : そしてあなた達は、案内人の指示に従い、冷たい地下室へ降りて行く。
コツ。コツ。コツ。という乾いた靴音が鳴り響く。

[メイン] GM : そして─────辿り着いた先にある扉を開くと。

[メイン] 黒い死神 : 「………………」

[メイン] 黒い死神 : 気怠そうに、デスクに座る一人の女が
あなた達をじっと睨むように見つめる。

[メイン] 黒い死神 : 頬杖を着き。

[メイン] 黒い死神 : 「……随分と多いな」

[メイン] 黒い死神 : 眉間に皺をよせ、そうボヤく。

[メイン] プレラーティ : 「リューコサイト、というコードネームのチルドレンが来るか、来たはずなんだが」
「知ってる事が有れば教えてもらいたいわけだ」

[メイン] 歳納京子 : 地下を潜り抜ければそこには。
死神が待っていた。
気だるげに、この人数を前にしても動じない彼女こそが。

[メイン] 黒い死神 : 「? ああ、来たが、それがどうした?」

[メイン] プレラーティ : 「施術は?」

[メイン] 歳納京子 : 「……今はどこに?
 少し話したいことがあって、ここに来たんだけれど」

[メイン] 黒い死神 : 「不躾だな」

[メイン] 黒い死神 : 「どこの誰がコイツらを通したんだ?」

[メイン] 黒い死神 : 苛立ちの表情を見せる。

[メイン] 歳納京子 : ごくりと、彼女の独特の雰囲気に気圧され内容に唾を飲みながら。

[メイン] プレラーティ : 「……ふむ、確かに言われてみればその通りってわけだ」

[メイン] 黒い死神 : 不機嫌そうに椅子に凭れ掛かる。

[メイン] 黒い死神 : 腕を組み、プレラーティらをじっと睨む。

[メイン] プレラーティ : 「親しくなる為にはお互いの事を知っておくべき……とはよく聞く話ってワケダ」

[メイン] プレラーティ : 「私はUGNに依頼されて、金庫から3000万もの大金を持ち逃げした困ったチルドレン……さっき言った子の事」

[メイン] プレラーティ : 「それを連れ戻す為に、まずは支部を探してみると……こんなメモが」

[メイン] プレラーティ : ピラリ、と支部で見つけたメモを取り出す。
記された言葉は、あいも変わらず

[メイン] 黒い死神 : 気怠そうにそのメモ紙を見ながら、プレラーティに指をさす。

[メイン] 黒い死神 : 「ならオレのことは知ってるだろ
 闇医者だ。……つっても、安楽死の施術が専門だけどな」

[メイン] 黒い死神 : 「で、そのチルドレンってのは確かに来た
 その通りだ、3000万円もの大金を背負ってな」

[メイン] 黒い死神 : 「じゃあそれでこの話はお終いじゃねぇか」

[メイン] 歳納京子 : 彼女の声に、バッと顔を上げる。

[メイン] 黒い死神 : 「死なせてやれよ」

[メイン] プレラーティ : 「?」

[メイン] 黒い死神 : 当たり前のようにそう言い告げる。

[メイン] キャロル : 「そいつは死んだか?」

[メイン] 黒い死神 : 「いや?まだだ」

[メイン] キャロル : 「遅効か?」

[メイン] 黒い死神 : 腕を組みながら、一定リズムで指を動かしながら。

[メイン] LRL : 「直ぐにやるんじゃないないのか?」

[メイン] プレラーティ : 「ああ、さっきの質問に答えてくれてありがとう、黒い死神」

[メイン] 黒い死神 : 「うるせぇな、一度に質問してくるな
 オレは聖徳太子じゃねぇんだよ」

[メイン] プレラーティ : 「じゃ、順番通り話すように心がけさせて貰うわけだ」

[メイン] 歳納京子 : む、と死神の顔に目をやる。
今はとりあえず、口を固くしたまま。

[メイン] 黒い死神 : 「そもお前らの質問にオレが答える義理すらねぇだろ……
 いい気になるな
 施術はこれから、以上」

[メイン] プレラーティ : 「ふむ、ごもっとも」

[メイン] 黒い死神 : 「で?なんだ?チルドレンを連れ戻してぇってか?
 んで、オレと戦うってことか?」

[メイン] 歳納京子 : 「……いや、話をさせて欲しい」

[メイン] 黒い死神 : 京子をじろりと。

[メイン] プレラーティ : 「戦闘はできる限り避けたいし、折角情報をくれた君を殴るのは……っと、積極的なわけだ」

[メイン] 黒い死神 : 「何故だ?」

[メイン] 歳納京子 : 死神のような彼女に目を向ける。

[メイン] 歳納京子 : 「……理由がわからないから」

[メイン] 黒い死神 : 「理由を知ってどうする?」

[メイン] 黒い死神 : 「お前さんらだって分かるだろ、3000万円ってのは少額なんかじゃねぇ
 モルフェウスってなら別だろうが、まぁ見破るわそんくらい」

[メイン] 黒い死神 : 「"確実"な"死"を望みここに来てんだ
 その3000万円って額は、"覚悟"の証明だろ?」

[メイン] 黒い死神 : 「それ以上に何が必要だ?」

[メイン] 歳納京子 : 「……知ってどうするかは、わからない
 その理由を知らないと、どうにも出来ない」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「…………」
その時、痺れを切らしたように前へと歩を運ぶ。
京子がちょうど言い終えるのを待ちながら。

[メイン] 歳納京子 : 「……裏切り者だって、そう見られてる覚悟はしてのことだろうけど……
 でも、私が気になるから、聞いてみる」

[メイン] 歳納京子 : でも……と、続けようとする前に、メイフォンへと目が映る。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「…………まっ 聞いての通りやろ
 そういう事や でもあんさんは実際に見てへんやろ
 あんさんには言葉しか耳朶に触れへんようやろから ウチが捕捉したるわ」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「その子は
 命にも等しい大事なもんを担保して、ここに来てんねや
 まっウチもやけど? でもウチなんかよりよっぽど重いもんを
 担保にして ここに来たんや」

[メイン] 黒い死神 : おん。と返事をし、メイフォンの話を一旦聞く。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「その"覚悟"の"証明"も汲んでくれへんか?
 …………タダやあらへん 更にあんさんは覚悟を見せてほしい言うんならこっちも手はあるで
 (そうやなかったら まっ話は別やけど)」

[メイン] 黒い死神 : 「ほーん?んじゃ要は……」

[メイン] 黒い死神 : 「何も知らん、赤の他人の願いを踏み躙ってまで
 自分らのキャリアを積みたいってことか?」
腕を組みながら、そう吐き捨てる。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「ウチはそんなんいらんで」

[メイン] 櫻 美鳳 : 財産点15消費
レーザーランチャー1本破棄

[メイン] プレラーティ : 「ふむ……」

[メイン] 黒い死神 : 「じゃあ、助けたい理由ってなんだ?
 仕事だからってならオレは納得するが?」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「───それは気持ちや 押し付けに見えるやろうけど
 そこの京子が払ったんよりは遥かに安いやろうけどな」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「これと引き換えに…………
    りゆう
 京子の覚悟を聞いてやってくれや」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「お金」をタイタスに昇華。

[メイン] system : [ 櫻 美鳳 ] ロイス : 2 → 1

[メイン] 黒い死神 : メイフォンの言葉を耳に、今度は京子の方へジロリと。

[メイン] 歳納京子 : 「………!!」
メイフォンの、"身銭を切る"行動が、目に映る。
あんなにもお金が大切だ、と言っていたその想いを担保にしてまで……

[メイン] 歳納京子 : ありがとう、とメイフォンへと頭を下げて。
くるり、と改めて死神へと目を向ける。

[メイン] 歳納京子 : 「……私は、安楽死を選ぶ重みを知らない
 そこに至るまでの辛さとか、苦しみとか、何もかも知らない……」

[メイン] 歳納京子 : 「だから……平和ボケしてる答えかもしれないけど、それを選んだ道筋を聞きたかった」

[メイン] 歳納京子 : 京子の青い瞳を、向ける。

[メイン] 黒い死神 : 眉間に皺を寄せながら、ふぅ……と息を吐き捨て。

[メイン] 歳納京子 : 「私は知らないことばっかだけど
 身近な人が死ぬ、って言うことの辛さは知ってる」

[メイン] 歳納京子 : 心の奥底に溜まった、絆。
昔、自らの友達が凍結されてしまったという、実質的な死を迎えた事。
それを覚えているから、こそ。

[メイン] 歳納京子 : 「だから私は止めたい
 ……でも、話したとして、どうしても……どうしても死にたいって言うなら」

[メイン] 歳納京子 : 「……その子が願うなら私は、その通りにしたい」

[メイン] 黒い死神 : 「……こりゃ、テコでも動かねぇか」

[メイン] 歳納京子 : 死神の言葉に、とすんと椅子に座る。
テコでも動かないポーズ。

[メイン] 黒い死神 : 目尻に指を当て、首を軽く左右に振りながら。

[メイン] 黒い死神 : 「まぁ……話すだけなら話せばいいさ
 それで満足して帰るならそれでいい
 これ以上話しても、何も変わらんだろうからな」

[メイン] 歳納京子 : 「ん……わかった
 ……とりあえず、聞いてみるよ」

[メイン] 歳納京子 : 悪いね、と言い。
にかっ、と笑って見せて立ち上がる。

[メイン] 黒い死神 : そうして黒い死神は、不機嫌そうな顔立ちのまま、部屋にある扉を一瞥する。
施術室内にどうやら、リューコサイトが待機しているようだ。

[メイン] 黒い死神 : 黒い死神は、デスクで資料にまた目をやる。
リューコサイトの身体能力検査の結果を眺めているようだ。
苦痛の無い、安らかな死を与えるためにどの程度のレネゲイドの操作が必要で
予期せぬ化学反応を起こさないかどうかの、入念な確認を行っている。

[メイン] 歳納京子 : こくり、と頭を下げて。
そちらの扉へと足を向ける。

[メイン] LRL : その後に着いてく

[メイン] キャロル : ────能面のような表情で、のそりと
そちらに向かうように歩き始める

[メイン] キャロル : 罪に与えられるのは罰か
赦しか

[メイン] キャロル : 何れにせよ───────

[メイン] キャロル :  

[メイン] キャロル :  

[メイン2] system : [ 申鶴 ] 侵蝕率 : 62 → 68

[メイン] 歳納京子 : middle『罪の重さ』登場:任意

[メイン] 歳納京子 : 57+1d10 登場/リザレクト (57+1D10) > 57+10[10] > 67

[メイン] system : [ 歳納京子 ] 侵蝕率 : 57 → 67

[メイン] LRL : 56+1d10 登場/リザレクト (56+1D10) > 56+7[7] > 63

[メイン] system : [ LRL ] 侵蝕率 : 56 → 63

[メイン] system : [ LRL ] 侵蝕率d : 0 → 1

[メイン] system : [ 歳納京子 ] 侵蝕率B : 0 → 1

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 : 施術室の扉を、ゆっくりと開く。

[メイン] リューコサイト : ─────そこには、ベッドの上に座る、小さな少女がいた。

[メイン] 歳納京子 : ツンとした、まるで理科の実験室のような薬品の匂い。
ここが地下深くだとしても、手術室のような物を想起させる。

[メイン] 歳納京子 : そして、カルテのような物が並べられた本棚など。
その奥に────彼女はいた。

[メイン] リューコサイト : 足をプラプラとさせながら、虚空を見上げていた。
目には光は映っておらず、"生"を感じさせない虚ろな眼が
白い壁をじっと見つめたまま。

[メイン] リューコサイト : 音に反応し、ゆっくりと京子らの方へ向く。

[メイン] リューコサイト : 「………?」

[メイン] 歳納京子 : 「あーっと……こんにちには?」
手を軽く振って、ニカっと笑い。

[メイン] LRL : 「リューコサイトで間違いないな?」

[メイン] リューコサイト : 「……こんにちは」

[メイン] 歳納京子 : とたとたと、由紀の隣に置かれていた椅子を掴み、座る。

[メイン] リューコサイト : こくりと、LRLの問いに、ゆっくり頷く。

[メイン] 歳納京子 : ロングの問いに頷いたことで、彼女へと目を向けて。

[メイン] 歳納京子 : 「……私たちはUGN……って言ったらわかるよね
 そこから来た者」

[メイン] 歳納京子 : 「ただ、別に無理やり連れ戻しに来たわけじゃない
 ……ここに来たのは、少なくとも私はあなたと話がしたかったから」

[メイン] リューコサイト : 「……………」

[メイン] リューコサイト : 「………お話って、どんなお話……?」
虚ろな目をした少女は、小首を傾げる。

[メイン] 歳納京子 : 「……えーっとそれはぁ……そのー……」
言いにくいなぁ、直接言うのは憚られるし。

[メイン] 歳納京子 : 「……どうして、ここにいる選択をしたのか、ってお話
 そんな、安楽死まで選ぶ事をしたのかって」

[メイン] リューコサイト : 「………………」

[メイン] リューコサイト : 「…………わかんなかった」

[メイン] リューコサイト : そう言葉に紡ぎ、また口を閉じる。

[メイン] 歳納京子 : 結局直接言ってしまった。
こてん、と頭を叩く。

[メイン] 歳納京子 : 「む。……何がわかんなかったの?」

[メイン] リューコサイト : 「…………」

[メイン] リューコサイト : 虚ろな目は、京子の姿を鏡のように映し出していた。

[メイン] リューコサイト : 「………私……日常を守るために、頑張って来た」

[メイン] リューコサイト : 「でも、仲間が、UGNを裏切って……
 だから、日常を守るために、戦った」

[メイン] リューコサイト : 「…………」

[メイン] リューコサイト : 「………『死にたくない』」

[メイン] リューコサイト : 「私が"処置"した、仲間がそう言ってた」

[メイン] リューコサイト : 「……………」

[メイン] リューコサイト : 「………それから私、何故だか……わかんなくなった
 執行部で日々やってる訓練の成績も、落ちて行っちゃった」

[メイン] リューコサイト : 「………"死"は、"日常"を守るためなら、仕方のないことだって教わった。
 だから私はそれを続けた、みんなにも褒められた。嬉しかった。」

[メイン] 歳納京子 : 「…………」

[メイン] リューコサイト : 「でも、仲間が……いなくなっちゃって、"処置"しちゃって
 ………私が今やってることが何なのか、わかんなくなっちゃった」

[メイン] LRL : 「……」

[メイン] 歳納京子 : 「……その、仲間が……
 あなたの執行部の仲間が、死にたくないと願ってしまったから
 由紀は、どうしたらいいかわかんなくなった」

[メイン] 歳納京子 : 「……それで、この手段を?」

[メイン] 歳納京子 : ぐるり、と施術室を見渡す。

[メイン] LRL : 「それを周りに話したか?」

[メイン] リューコサイト : 首を横に振る。

[メイン] リューコサイト : 「『死にたくない』って、あの子は言った
 でも私は、その気持ちがわかんない」

[メイン] リューコサイト : 「だから、知りたかった」

[メイン] リューコサイト : 「死ぬって、どういうことなんだろうって」

[メイン] リューコサイト : 「だから、私は"確実"に死ぬことができる方法を探した
 そして見つけた、だからここにいるの」

[メイン] リューコサイト : 淡々とした口調で、少女は言葉を紡ぐ。

[メイン] 歳納京子 : 「………っ」

[メイン] リューコサイト : 「……ねぇ、UGNのみんなも、私と似たようなこと、してるよね?
 ジャームを倒して、日常を守る」

[メイン] LRL : 「そう…だな…」

[メイン] リューコサイト : 「どうしてみんな、毅然としていられるんだろう
 だって─────結局、殺人だよね、これって」

[メイン] 歳納京子 : じゃあ、由紀の日常は、仲間と共にあったのか。
それを奪われてしまったから、今は……生きる意味が、消えてしまった。

[メイン] 歳納京子 : 「……」

[メイン] 歳納京子 : 「……そういう仕事は、受けてきたよ」

[メイン] 歳納京子 : 「……ただ、殺して命を奪ってるわけじゃない
 凍結して、未来に託してる」

[メイン] 歳納京子 : 事実────。
私は、凍結されたジャームを二人見てきた。
そして、凍結するように事を運んだのは、結局私の責任になる。

[メイン] 歳納京子 : 「でも、由紀は
 そうは思えなかったんだね」

[メイン] リューコサイト : 「?」

[メイン] リューコサイト : 小首を傾げる。

[メイン] リューコサイト : 「認知症って、治ると思う?」

[メイン] リューコサイト : 京子に少女はそう問いかける。

[メイン] 歳納京子 : 「へ……?」

[メイン] LRL : 「!?」

[メイン] リューコサイト : 虚ろな目で、京子をじっと見つめる。

[メイン] 歳納京子 : 「……予防は出来るけど
 治る、ってのは……聞いたことない、かな」

[メイン] リューコサイト : 「じゃあ治療法を確立するまで、凍結するのって
 これって、やっぱりどうなの?」

[メイン] リューコサイト : 「私は、わかんない」

[メイン] 歳納京子 : 認知症。老化により、脳の認知機能が下がる。
そして、周りに迷惑をかけてしまう症状。
治る事例は基本的にない────。

[メイン] 歳納京子 : これは……ジャームと、似ている。

[メイン] 歳納京子 : 「……それ、は……」

[メイン] 歳納京子 : 口ごもって締まい、目線が下がる。

[メイン]   : ────その目線に、チラリと映るだろう
本当に微小ではあるが、金色の粒子が

[メイン] キャロル :  

[メイン] キャロル : 1d10+61 (1D10+61) > 10[10]+61 > 71

[メイン] キャロル :  

[メイン] キャロル : 扉から現れるのは、魔女帽を被った少女

[メイン] キャロル : 「そうか?」

[メイン] キャロル : 「病人を隔離する事はそこまで変か?」

[メイン] LRL : 「!」

[メイン] 歳納京子 : 見えた金色の粒子に、思わず目を開く。

[メイン] リューコサイト : 「?」

[メイン] 歳納京子 : ごくり、と唾を飲み。
由紀へと目線をやりなおす。

[メイン] キャロル : 「それも下手をすれば一生出られない棺桶なのだが」

[メイン] キャロル : すたすたと、一歩ずつ歩んで行き

[メイン] キャロル : 「で、何故わざわざこんな闇医者に頼ったのだったか、ん?」

[メイン] リューコサイト : 虚ろな目で、現れた少女をじっと見つめる。

[メイン] キャロル : 敢えて、その口から聞こうと
不敵に笑みを浮かべつつ

[メイン] リューコサイト : 「? 人の時間を止める、切り離す、この行為って
 ─────"人"が"人"にやらなきゃいけないものなの?
 "日常"っていうものを守るために、やらなくちゃいけないものなの?」

[メイン] キャロル : 「良いことを聞くじゃないか」

[メイン] 歳納京子 : ぎゅっと握り拳を握ったまま、二人の会話を見守る。

[メイン] キャロル : 「──少し昔において、魔女裁判とやらはさぞ頻繁に行われていたようだ」

[メイン] キャロル : 「時に火炙り、時に溺殺と」

[メイン] キャロル : 「何故これらが行われていたか、逆に理解できるか?」

[メイン] リューコサイト : 首を横に振る。

[メイン] リューコサイト : 「わからない」

[メイン] リューコサイト : 淡々とそう述べる。

[メイン] キャロル : 「安心だよ」

[メイン] リューコサイト : 「………」
目がほんの少し、大きくなる。

[メイン] リューコサイト : 「……安心?」

[メイン] キャロル : 「それを見て安心を買うんだよ」

[メイン] 歳納京子 : 「…………」

[メイン] LRL : 「………」

[メイン] キャロル : 「しかし悲しきかな、執行人は基本的に望んではやろうとしない」

[メイン] キャロル : 「なら何故か」

[メイン] キャロル : 「他の人間がそう望んでいるから」

[メイン] キャロル : 「望まれた以上、やらねばならない」

[メイン] キャロル : 「裏切り者の処分と同じでな」

[メイン] リューコサイト : 「…………………」

[メイン] リューコサイト : 聞き入っていた。全て当て嵌まっていた。

[メイン] 歳納京子 : 「……っ!」
キャロルの言葉を聞いて、バッとを目を上げる。

[メイン] キャロル : 「───それで、わざわざリスクを冒してまでこんなところに来た理由」

[メイン] キャロル : 「執行部のお前なら、理解できるんじゃないか?」

[メイン] リューコサイト : 「……………」

[メイン] リューコサイト : ベッドから降り。

[メイン] 歳納京子 : そこに見えたキャロルの瞳は─────"魔女狩り"
執行人の顔を見せていた。

[メイン] リューコサイト : ─────確実な死を与えし者の前へ、ゆっくりと歩く。

[メイン] リューコサイト : 「うん」

[メイン] リューコサイト : 「あの子が言っていた『死にたくない』の意味を
 私は、知りたい、だから─────」

[メイン] リューコサイト : キャロルの前に、少女は立つ。
両手を広げながら。

[メイン] LRL : 「!」

[メイン] リューコサイト : 無抵抗の姿を見せる。

[メイン] 歳納京子 : はた、と気づく。
キャロルは裏切者への処置。
故に─────FHへと殺しを頼む、裏切り者となった彼女は……どうなるか。

[メイン] キャロル : 「要は貴様は死にたいわけだ、その為にここまでしたと……いいだろう」

[メイン] キャロル : 「等価にもならず、他者に苦痛を与えてきた以上……安楽死の選択をオレは認めない
──────故に」

[メイン] キャロル : そこには怒りの声すら交えながら、笑みを浮かべるように口角を上げて

[メイン] キャロル : 「こう言っているわけだ」

[メイン] キャロル : と、京子の元まで
ゆったりと歩き始めて

[メイン] キャロル : 「お前が撃て、そちらの方が未練もないだろう?」

[メイン] 歳納京子 : 「……はっ」

[メイン] キャロル : 何時ぞやか手に入れた拳銃を、京子に向けて投げる

[メイン] LRL : 「!?」

[メイン] キャロル : 「やらないならオレがやるが」

[メイン] 歳納京子 : 「……私、が……?」

[メイン] キャロル : 「そうだ」

[メイン] 歳納京子 : 手に乗せられていた拳銃は、重みを感じる。
ずしりと感じるそれは、冷たい鉄の塊で。

[メイン] キャロル : 「思いは聞き届けただろ?」

[メイン] キャロル : 「なら後は叶えるだけだ」

[メイン] 歳納京子 : 「……っ……!」
わなわなと、拳銃へと手を伸ばされる。
……私が拒否しても、結局はキャロルがやるだけ。

[メイン] キャロル : 「お前がやってもいいが」
と、LRLの方も向いて

[メイン] 歳納京子 : 由紀が殺されることには変わりがない。
しかも、彼女自身がそれを望んでいる。
ならば……その願いを叶える事が、一番丸くて正しい事。

[メイン] LRL : 「……っ!」

[メイン] 歳納京子 : 魔女狩りの執行人。
それはきっと、私がやらないといけないことで。
………。

[メイン] リューコサイト : 「………………」

[メイン] キャロル : この鉄の弾は、正義証明そのもの
UGNの『オーヴァード重視』を彼女なりに曲解した、謂わば理論の一つ

[メイン] リューコサイト : 少女は、虚ろな目で、京子をじっと見つめたまま。

[メイン] キャロル : 「それともなんだ?」

[メイン] キャロル : 「自分の承認欲求を満たす為の自己満足として、その引き金は引けないか?」

[メイン] キャロル : 「なあ?どうだ?」

[メイン] 歳納京子 : びくり、とキャロルの言葉に体を震わせる。
────承認欲求。私が認められてもらいたいから……
私は、今までこうして生きてきた、というなら。

[メイン] 歳納京子 : 「………」

[メイン] キャロル : 「そっちのお前もだ、完遂できないのであればこの仕事から降りても構わないだろう?」

[メイン] キャロル : 京子とLRL
2人の方を交互に見て

[メイン] LRL : 「………」

[メイン] キャロル : 「こうなりたくないのなら、降りた方が賢明とも思うがな?」

[メイン] キャロル : 最後に、執行部の少女を一瞥して

[メイン] キャロル : このように神経をすり減らすのも
別に任務から降りて後方勤務に回ればいいだけだ

[メイン] キャロル : 進んでやる必要はない
UGN日本はあくまでも"オーヴァードの権利"を重視する

[メイン] 歳納京子 : 引き金を握って、由紀へとその拳銃を向ける。
それが、UGNに下につくために、働いている事ならば────。

[メイン] キャロル : 自分もまた、その権利を重視する
それだけだ。

[メイン] 歳納京子 : 「………」

[メイン] 歳納京子 : 「……ねえ、由紀」

[メイン] 歳納京子 : 拳銃を向けたまま、由紀へと見つめなおる。

[メイン] LRL : 「……!」

[メイン] キャロル : 「………」

[メイン] リューコサイト : 「…………?」

[メイン] リューコサイト : 小首を傾げる。

[メイン] 歳納京子 : 「……こうして、拳銃を向けられている
 死神の鎌は、振り下ろされそうとしてる
 死は、もうすぐ由紀の近くにいる」

[メイン] 歳納京子 : 「……それでも、あなたは……
 『死にたい』?」

[メイン] リューコサイト : 「……………」

[メイン] リューコサイト : 「……実感が、沸かない」

[メイン] リューコサイト : 「死ぬってどういうことなのか、わかんない
 だって私達は、《リザレクト》で簡単に生き返れるから
 だから、全然わかんない」

[メイン] リューコサイト : 「死ぬ"その瞬間"になってみないと、わかんない」

[メイン] リューコサイト : 「その時になってようやく私は多分……
 "あの子"のことが、理解できるんだと思う」

[メイン] リューコサイト : 虚ろな瞳のまま、そう返す。

[メイン] キャロル : 「だとよ」

[メイン] 歳納京子 : 「まあ……そうだよね
 ……私たちは、オーヴァード。
 死ぬ事には慣れてるし、エフェクトですぐ体は治る」

[メイン] 歳納京子 : 「……でもね」

[メイン] 歳納京子 : 「私は……死ぬのが、嫌だな
 多分、殺されそうになったら『死にたくない』って言うと思うよ」

[メイン] キャロル : 「なら尚更だろ。後方勤務でいいんじゃないか?」

[メイン] 歳納京子 : キャロルにこくり、と頷く。
死にたくないなら、後方で関わればいい。
死から離れる選択をすればいい。

[メイン] 歳納京子 : 「ただ、私は……こうしているのは
 苦しんでも、頑張ろうって思えるのは……私自身の日常のため」

[メイン] 歳納京子 : 「自分が死ぬことより、他人が死ぬことが嫌だから
 だから、死にたくなくても、頑張るしかない」

[メイン] 歳納京子 : 「……きっと、その子もそうだったんじゃないかな」

[メイン] 歳納京子 : ちらり、と由紀の虚ろな瞳を見る。

[メイン] リューコサイト : 「…………」

[メイン] 歳納京子 : 「FHに行く……裏切者のそしりを言われたとしても
 その子は、その子の日常を守る事を選んだ」

[メイン] 歳納京子 : 「……日常を守る、日常を守るって口酸っぱく言われるけどさ
 多分これは、人によって形が違う」

[メイン] 歳納京子 : 「その子を処置した事で助かる日常があったとしても
 全く別の意味になる日常がある
 だから、由紀は悩んでるんだと思う」

[メイン] リューコサイト : 「…………う……ん」

[メイン] リューコサイト : 「………」

[メイン] 歳納京子 : 「……私も、似たような事があったんだよね」

[メイン] リューコサイト : 「………私が、守った"日常"って……何……?
 ………?」

[メイン] リューコサイト : 小首を傾げ、京子を見上げる。

[メイン] 歳納京子 : 目線を見て、京子は前の思い出を想起する。

[メイン] 歳納京子 : 「由紀みたいに、処置って程、重い任務についてたわけじゃない
 ……ただ、ジャームと認定されてた子をどうするか決める
 そんな、UGNからしたら普通の任務だった」

[メイン] 歳納京子 : 「私は、その子を助けたくって、どうにかしたかったけど
 何も出来なかった」

[メイン] 歳納京子 : 「ただ残ったのは、彼女の日常を壊したってことと
 ”ジャーム”を凍結して、誰かの日常が守られたこと」

[メイン] 歳納京子 : 「……私も、わかんないや」

[メイン] 歳納京子 : 「その子を凍結したことに、何の意味があったのか……なんて」

[メイン] 歳納京子 : 歳納京子は、仕事を積み重ねてきているオーヴァード。
その分、UGNという仕事の”罪”を見てきた、という事にもつながる。

[メイン] 歳納京子 : 「由紀は……その子を……殺したく、なかった?」

[メイン] リューコサイト : 「……………」

[メイン] リューコサイト : 京子から少し視線を外し、考える。

[メイン] リューコサイト : ほんの少しの間を置き、またリューコの虚ろな眼が京子を向き。

[メイン] リューコサイト : 「………生きてほしかった、かも」

[メイン] キャロル : ────埒が明かないと
指先だけを静かに、リューコサイトに向ける

[メイン] 歳納京子 : 「……なら、例え今死んだって
 その子の気持ちは、わかりはしないと思う」

[メイン] リューコサイト : 「…………」

[メイン] 歳納京子 : 「……自分の命より大事な物があったら、それは死にたくないと思うんだ
 その子も、私の友だちだってそう」

[メイン] 歳納京子 : 「……でも、由紀
 私が、その気持ちを教える、って言ったらどうする」

[メイン] リューコサイト : 「……え?」

[メイン] リューコサイト : 「……死にたくないって思う気持ちを……
 お姉さんが……?」

[メイン] リューコサイト : 虚ろな眼をぱちぱちとさせ、じっと見つめる。

[メイン] 歳納京子 : 「……うん」

[メイン] 歳納京子 : 「そのためには方法があります!
 あなたと仲が良かった子たち、その子との思いで」

[メイン] 歳納京子 : ぴん、と一本指を立てて。

[メイン] リューコサイト : 「方法…… ………あるのなら、知りたい
 教えて、お姉さん」

[メイン] リューコサイト : 京子の立てた人差し指をじっと見ながら。

[メイン] 歳納京子 : 「……それを私に教えて、全て全て語りつくしきれないほど、言ってほしい」

[メイン] リューコサイト : 「………思い出を……お姉さんに……」

[メイン] リューコサイト : 「……………私は……私は……
 生まれてから、ずっとUGNにいた……」

[メイン] リューコサイト : 「チルドレン施設で育ってきた……対オーヴァード戦の適性があるって言われて
 それから私は、執行部に……"裏切者"への処置に、ずっと、ずっと……」

[メイン] リューコサイト : 「……"日常"を守るために……その言葉を胸に、仲間と一緒に
 ……たくさんの、"裏切者"を、"処置"して行った」

[メイン] リューコサイト : 「………任務が終わって、施設に戻って……
 ……そんな時に、みんなで………一緒に本を読んだり
 レネゲイドコントロール訓練したりする毎日が、私は……」

[メイン] リューコサイト : ─────ぽろりと、少女の虚ろな、大きな目から、大粒の涙が零れる。

[メイン] キャロル : ────────。

[メイン] リューコサイト : 「……………楽しかった
 ……一緒にいて、心があったかくなった……
 ずっと、一緒にいるのが、当然だって、思ってた……」

[メイン] リューコサイト : 「普通なんだって、もうこの毎日が変わらないんだって……
 そう……思ってた……
 でも……」

[メイン] 歳納京子 : 「…………」

[メイン] リューコサイト : 「……今は、寮で、一人で寝て、一人で食事を獲って
 ……補充されたチルドレン達とも、あんまり……馴染めなくて
 ……なんでだろう、わかんない……」

[メイン] キャロル : 軽く舌打ちをして、その後ため息を吐いて

[メイン] キャロル : 「やってられんな」

[メイン] キャロル : 現場2人のオーヴァードが保護側に熱心、対象の方も少しずつ生に関心が傾いた
のであれば

[メイン] キャロル : 穿てない。
執行は未遂に終わる
人数の差だ、そのくらいは理解出来る

[メイン] キャロル : 故に────

[メイン] キャロル : 《EF:ディメンジョンゲート》

[メイン] キャロル : 金色の魔女は、指を鳴らしたかと思えば

[メイン]   : 「貸し2つ」
と言いつつ、姿を消した

[メイン] 歳納京子 : ぱちくり、キャロルの動きに目を瞬かせたが。

[メイン] LRL : 「!」
魔女の審判は下されたか…

[メイン] 歳納京子 : 返しそびれたな、と拳銃をことんと置き。

[メイン] 歳納京子 : そうして、由紀の涙を取りだしたハンカチで拭う。

[メイン] リューコサイト : 「んんぅ……」

[メイン] 歳納京子 : 「今が楽しくないなら、楽しかったこと、もっと教えてよ」

[メイン] 歳納京子 : 「こんな所じゃなくて、ちゃんと、由紀が過ごした場所で
 それを聞きたい」

[メイン] 歳納京子 : 「……それまで、私は絶対にいなくならないから」

[メイン] リューコサイト : 「……楽しかった……こと……」

[メイン] リューコサイト : 「………んん……でも私……UGNの暮らししか、わかんない……」

[メイン] 歳納京子 : ぎゅっと、由紀の手を握る。
そうして、彼女の瞳を見つめて。

[メイン] 歳納京子 : 「それで、大丈夫」

[メイン] リューコサイト : 京子の手の温もりに、びっくりしたのか少し目を見開きながらも。
先程よりも落ち着いた様子で、京子を見上げたまま。

[メイン] LRL : その様子を涙目になりながら見てる

[メイン] 歳納京子 : 「UGNだって、別の日常だっていいはずだもん」

[メイン] 歳納京子 : 「……由紀は、そのUGNが嫌かもしれない
 処置をさせてしまって、とってもつらかったと思う」

[メイン] 歳納京子 : 「……その分、私の”日常”は崩されてない
 だから、今まで頑張ってくれて、ありがとう」

[メイン] リューコサイト : 「ぁ………」

[メイン] 歳納京子 : ぺこり、と頭を下げる。

[メイン] リューコサイト : 『ありがとう』、その言葉に。

[メイン] リューコサイト : 「ぁ……う、ぁ……ぅぁぁぁぁぁ……」

[メイン] リューコサイト : 嗚咽するように、どんどん涙を零す。

[メイン] リューコサイト : 「わた、し……人殺し、なの、に……
 感謝、されて、いい……のっ……?」

[メイン] 歳納京子 : 握った手を、一度離して。
今度は、全身で彼女を抱きしめる。

[メイン] 歳納京子 : 「……由紀に罪があったとしても
 もう、十分……罰は受けたよ」

[メイン] リューコサイト : チルドレンとは、オーヴァードに覚醒した子供たちに
レネゲイドの使い方を学ばせ、そしてオーヴァードとして生きる道を
教わった、UGNに所属するエージェントの一員だ。

[メイン] リューコサイト : 名目上は、オーヴァードの保護。
実態は、人員不足による、少年兵化。

[メイン] リューコサイト : チルドレンとして育ってきた子ども達は、日常の守護者として
命を懸けた戦いに日々、身を投じ続けることとなる。

[メイン] リューコサイト : しかしその実態として─────。
チルドレンは、レネゲイドに纏わる知識は豊富ながらも
表社会、つまりは"日常"に纏わる事柄は十分に教えられていないケースがほとんどだ。

[メイン] リューコサイト : ゆえに、"日常"を守るために戦う彼女達は。
彼女達の視点では─────"実態の掴めない何か"を守り続けることとなる。

[メイン] リューコサイト : その際に、チルドレン達にとっての生きる希望は、"仲間"である。
であればだ、仲間がチルドレン達にとっての"日常"となるのは必然。

[メイン] リューコサイト : 共に戦う仲間を守るために戦う、それがチルドレンとして生きることになる。
しかし─────その前提が翻された時。
守るべきものが失われた時。

[メイン] リューコサイト : 一体彼女達は、何のために戦うのか?
何の為に生きるのか?何もわからなくなる。
深く考え導こうにも、あまりにも経験が無さすぎるのだ。

[メイン] リューコサイト : 仲間という"日常"を失ってもなお、彼女達は
『"日常"を守るために戦い続けよ』という使命のために働き続ける。

[メイン] リューコサイト : ゆえに─────そういったチルドレンは、ロイスを失い。
ジャームと化す例も、無きにしも非ず、ということだ。

[メイン] リューコサイト : しかし─────。

[メイン] リューコサイト : リューコサイトというチルドレンはこうして
"実態の無い日常"を、自分達が守ってきた"日常"をこうして
実際に、自分の目で見ることができた。

[メイン] リューコサイト : 理解が、彼女を安心させる。

[メイン] リューコサイト : チルドレンであっても、オーヴァードであっても。
彼女は人間であり、そして─────単なる、"こども"なのだ。

[メイン] リューコサイト : 罪を背負い、そして罰を受けようとしても
"こども"なのだ。

[メイン] リューコサイト : 生きる希望が見えた今、リューコサイトは……。

[メイン] リューコサイト : 「……ぅ、ぅぅ、うあぁぁぁぁぁぁぁぁ………!!」

[メイン] リューコサイト : 京子にしがみつき、泣き続けた。

[メイン] 歳納京子 : 不安から、罪から解放された彼女を安心させるように。
彼女の背中を、ゆっくりと、さする。

[メイン] 歳納京子 : その体は────私と、同じくらいの体だった。

[メイン] 歳納京子 : 中学生。小さい方の身長の私でも、抱き締められるサイズ。
それくらい、同じ”子ども”なのに。
こうして、大変な役目を任されてきた。

[メイン] 歳納京子 : 「大丈夫!任せて!
 いくらでも、私が、天才の歳納京子が!許す!」

[メイン] 歳納京子 : ニカっと、大きな笑みを見せて。

[メイン] 歳納京子 : 「……だって、私は……
 由紀に死んでほしくないからさ
 抱えたまま、死んでほしくないんだ」

[メイン] リューコサイト : 「ぅあぁぁ……ぐずっ……ぐずっ……!!」
京子のお腹辺りに顔を埋め、人の体温のぬくもりに包まれながら
ただただ、泣いていた。

[メイン] 歳納京子 : そうしてぽんぽんと叩く。
そんな、様子だったからか、気づくことはなかった。

[メイン] 歳納京子 : そう、京子の後ろから響いた音は────。

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] GM : climax『Crime and Punishment』 登場:任意

[メイン] 歳納京子 : 67+1d10 登場/リザレクト (67+1D10) > 67+9[9] > 76

[メイン] system : [ 歳納京子 ] 侵蝕率 : 67 → 76

[メイン] LRL : 63+1d10 登場/リザレクト (63+1D10) > 63+6[6] > 69

[メイン] system : [ LRL ] 侵蝕率 : 63 → 69

[メイン] 申鶴 : 68+1d10 登場/リザレクト (68+1D10) > 68+3[3] > 71

[メイン] system : [ 申鶴 ] 侵蝕率 : 68 → 71

[メイン] 櫻 美鳳 : 71+1d10 登場/リザレクト (71+1D10) > 71+8[8] > 79

[雑談] system : [ 櫻 美鳳 ] 侵蝕率 : 71 → 79

[メイン] プレラーティ : 73+1d10 登場/リザレクト (73+1D10) > 73+2[2] > 75

[メイン] 櫻 美鳳 : 「なーはっはっはっ! やっぱり世を正すために道徳を冒すよりは
 百万人殺して英雄になるよりは、こういう綺麗ごとの方がよ~っぽど
 ええ事やと ウチは思うねんな」
尻を摩りながら、扉を開く。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「姐さんがおらんのも
 "きれいごと"を"きれい"と思えたからやろ、な?
 そういうことにしとこうか」

[メイン] 申鶴 : 「…………」

「……なにも、なかった」
諸手を上げて、視線を少し恥ずかしそうに左下に。

[メイン] プレラーティ : 「……まさか、少し居眠りをしている間に全て終わるとは、まさかのスピード解決にビックリなわけだ」

[メイン] LRL : 「来たか…皆の衆」

[メイン] 歳納京子 : はっ、と我に返る。

[メイン] 歳納京子 : ばばっと、後ろを振り向けば。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「相変わらず、仰々しいなロング!」
人差し指と中指を立てて、ちっすというようなノリで

[メイン] プレラーティ : 「騒がしく元気で結構なワケダ」

[メイン] 申鶴 : 「……しかし。見届けるには少し遅かったか?」

[メイン] 申鶴 : 京子…たちの方に視線を動かして。

[メイン] 歳納京子 : 「……お、メイフォン……!
 ……私、このとおーり……アホ抜かす腰抜けじゃなかったぜ!」

[メイン] 歳納京子 : と、手をひらひらと彼女たちに振って。

[メイン] LRL : 「ああ…感動のシーンはもう過ぎたぞ…」
ハンカチで鼻をかむ

[メイン] プレラーティ : 「……そりゃあ残念なわけだ」

[メイン] 歳納京子 : 「……ん。
 ロングもありがと。
 ……殺したくなかった、って気持ちは同じだったのに……
 ここまで、見守ってくれて」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「ああ! ええ感じにアホ抜かしよったな
 ───ええやん ウチらの出る幕やなかったってわけや
 ただ『信じてた』で それは皆同じや」

[メイン] 歳納京子 : メイフォンに、にかっと笑いかけて。

[メイン] プレラーティ : 「お熱い友情ってわけだ」

[メイン] リューコサイト : 「…………」

[メイン] ガマ口 : 「ムナヤケオコシソーッテワケダ」

[メイン] リューコサイト : 涙目ながら、ぽかん、とした表情になる。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「よっ あんさんが由紀ちゃんやな
 ウチは櫻 美鳳! よろしゅうな」

[メイン] リューコサイト : 「ぁ……メイ、フォン、お姉さん……?
 ……リューコサイトです」
ぺこりと。

[メイン] リューコサイト : ぐしぐしと、目元を袖で拭きながら。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「そんなええて! あんさんの名前は真田 由紀やろ?」

[メイン] リューコサイト : 「………」
こくりと、頷く。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「堅苦しい事せんくてええて! ウチもコードネームはしょっちゅう名乗らんし
 それに……」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「友達の事もコードネームやなくて名前で呼んどったやろ? 多分?
 間違ってたら堪忍な!」
へらへらと笑いながら

[メイン] リューコサイト : 「……………」
目をぱちぱちとさせる。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「京子にあんさんが思い出を語るんなら
 しっかり自分の名前を胸を張って言っていいんや!
 あんさんはもう日常を手にしたんや 手にしていくんや」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「友達の名前だって 京子に教えてあげるやろ?」

[メイン] リューコサイト : 「…………うん」

[メイン] リューコサイト : こくりと頷き。

[メイン] リューコサイト : 「………うん、私は……真田 由紀、それが……私の名前」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「由紀……改めてよろしゅうな!
 あんさんの為に大枚はたいたんやから長生きしてーな!
 ええ彼氏や彼女作りーや!、そうじゃなくても大事な物いっぱいいっぱい増やしていくんやで!」

[メイン] 櫻 美鳳 : にかっと笑い。
他に視線を送れば、ケースを持って出口へと歩を運ぶ。

[メイン] 歳納京子 : うん!資料で見るより……直に聞いた方が
とっても、彼女がここにいるってことを実感できる。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「まぁ ウチみたいにお金に目がくらんでもそれはそれでええで~」
なんて小声で言いながら、その場を一旦後にする。

[メイン] リューコサイト : 「……長生き……… ………うん、する
 ………したく、なった」

[メイン] リューコサイト : メイフォンの背中を見て、小さな声でそう告げる。

[メイン] 申鶴 : 「……彼女の言うことは話半分で構わない。油断すれば臀部を狙われるぞ」
少し恨みがましそうに少女の横に立つ。

[メイン] リューコサイト : 「……臀部」

[メイン] 申鶴 : 「……尻だ。……いや、そんなことはどうでもいい」

[メイン] リューコサイト : 「…………」

[メイン] リューコサイト : 「……お姉さん、楽しそう」

[メイン] リューコサイト : 申鶴の顔を見上げ、そう呟く。

[メイン] 申鶴 : 「……え、なっ……」

[メイン] リューコサイト : 真ん丸な目で、じっと見つめたまま。

[メイン] リューコサイト : これも……金髪のお姉さんが言っていた。
私達が守ってきた"日常"なのかな、と心の中で呟く。

[メイン] 申鶴 : 「……そうか。」
「……主にも、その楽しさを共有できるような友は……いるか?」

[メイン] リューコサイト : 「…………」

[メイン] リューコサイト : その問いに、ゆっくり京子の方を向く。
"友達"かどうかは、わからない、判断できないため。

[メイン] 歳納京子 : 由紀に、ニカっと笑って。

[メイン] 歳納京子 : 「もっちろん、私は由紀の友だちよ!」

[メイン] リューコサイト : 「…………!」
目が少し見開く。無表情ながらも、少し嬉しそうな顔となり。

[メイン] 申鶴 : その底抜けな声に、こちらまでくすり…と。

[メイン] リューコサイト : 「……いる」
再び、申鶴の方を向き、そう告げる。

[メイン] 歳納京子 : ……ま、本当に”楽しい”と
由紀がそう思ってくれるのを目指して、一緒にいるつもりではあるけどね。

[メイン] プレラーティ : 「万事うまく纏まったようで、ついてきた私も一安心というわけだ」

[メイン] 申鶴 : 「……ああ。その友を大事にして……生きるといい」

「……きっと、"彼女"も━━それを望んでいることだろうからな」
黒いマントの後ろ姿を、視界の奥にぼんやりと写して。

[メイン] 申鶴 : 扉の奥へと向かいながら、プレラーティの声に振り返る。

[メイン] プレラーティ : 「…い、いや。振り向かれてもそういい事は言えないわけだが?」

[メイン] プレラーティ : 所詮詐欺師、正直に言えることなどそう大した事はない

[メイン] プレラーティ : 「…」

[メイン] プレラーティ : 「……」

[メイン] プレラーティ : 「………」

[メイン] プレラーティ : 「がぁぁぁ!!!わかった、わかったから無言で促すのをやめろってわけだ!!!」

[メイン] ガマ口 : ガマ口で顔を隠すと、リューコサイトに向けて話し始める

[メイン] リューコサイト : 「………! お人形さん……!」

[メイン] ガマ口 : 「ガマ口なわけだ」

[メイン] リューコサイト : 「ガマロ……ちゃん……?」

[メイン] ガマ口 : 「くんちゃんさまさん、好きに呼ぶわけだ」

[メイン] リューコサイト : 「うん、じゃあ……ガマロちゃん」

[メイン] ガマ口 : 「……まあ、それで。少ししか会ってないから言いたい事は少ないわけだが」

[メイン] ガマ口 : 「この後帰ったら、周りの人には謝るわけだ」

[メイン] リューコサイト : 「…………」

[メイン] リューコサイト : 「………うん、そう……だね」

[メイン] リューコサイト : 「……悪いことしちゃった、だから……謝んないと」

[メイン] LRL : 「偉いぞ」

[メイン] ガマ口 : 「よし、えらいわけだ。ご褒美にケロたんをくれてやるわけだ」

[メイン] KEROTAN :

[メイン] リューコサイト : 「わっ……!………かわいい」

[メイン] ガマ口 : 「私が見ていると思って、大事にするわけだ」

[メイン] リューコサイト : ケロたんを受け取り、ガマロにこくりと頷く。

[メイン] プレラーティ : ガマ口を引っ込めると、ケロたんを渡して去っていく

[メイン] リューコサイト : 手を小さく振り、プレラーティを見届けた後
LRLの方を向く。

[メイン] LRL : 「余は命を粗末にしなくて良かったと思うぞ」

[メイン] リューコサイト : 「…………うん……」

[メイン] LRL : 「早くに施工してたら会えなかったし」

[メイン] リューコサイト : 「………ありがとう、お姉さん」

[メイン] LRL : 「余の名前はLong・Range・Light」
「略してLRLと呼べ」

[メイン] リューコサイト : 「ろんぐれんじらいと……
 ……かっこいい……!」

[メイン] LRL : 「良かったなァ…!」

[メイン] リューコサイト : リューコサイトの、無表情な顔に、ほんの少し"表情"のようなものが見え始める
明るくなっているような、楽しそうな、そんな顔立ちとなる。

[メイン] 歳納京子 : 彼女のその”表情”をのぞき込み、京子はニカっと笑う。

[メイン] リューコサイト : 覗き込まれた京子の笑顔にまた少しビックリし、瞼をぱちぱちとしながら。

[メイン] 歳納京子 : 「こーんな感じだよ
 ここに来たみんな、これは……由紀が守ってきた、人たち」

[メイン] リューコサイト : 「………………」

[メイン] リューコサイト : 「………"日常"」

[メイン] 歳納京子 : ばっと、両手を大きく開いて。

[メイン] リューコサイト : 「……みんな、明るくて、みんな、楽しそうだった」

[メイン] 歳納京子 : 由紀に、ゆっくり、何度も頷く。

[メイン] 歳納京子 : 「それはねー、由紀が嬉しそうな顔してたから!
 ”日常”を知って、前向きになれたから……みんな、嬉しかったんだよ!」

[メイン] リューコサイト : 「あ……… ………私、も……?」

[メイン] リューコサイト : 「……私も、"日常"の、一部……?」

[メイン] 歳納京子 : 「そう!」

[メイン] 歳納京子 : 「私の”日常”にも由紀はいるし、みんなの”日常”にもきっといる」

[メイン] 歳納京子 : 実感は出来ないかもしれないけど、と付け足し。
由紀へともう一度見つめ直り。

[メイン] リューコサイト : 「…………そ、っか……そう、なんだ……」

[メイン] リューコサイト : 「……わかんなかった、私……何も、わかんなかった
 ………死んじゃうって、じゃあ……そういうこと、なんだ……」

[メイン] リューコサイト : 「……メイフォンお姉さんに、ガマロちゃんに
 LRLお姉さんも……悲しませちゃう」

[メイン] リューコサイト : そして─────京子を見上げ。

[メイン] リューコサイト : 「……お姉さんも」

[メイン] 歳納京子 : 微笑みで返して。

[メイン] 歳納京子 : 片腕を、掲げる。

[メイン] 歳納京子 : その手は指でっぽうで形作られており。
その照準は、由紀へと向けられる。

[メイン] 歳納京子 : 「……ばーん」

[メイン] リューコサイト : 「………ひゃっ……!?」

[メイン] リューコサイト : 目を大きく見開き、茫然とする。

[メイン] 歳納京子 : 「……へへへ~!
 この銃に懲りたら、もう『死にたい』なんて言わないこと!」

[メイン] 歳納京子 : そして、ニカっと笑いかけて。

[メイン] リューコサイト : 「ぁ………ぅ、うぅぅ……は、い……わかりました」

[メイン] リューコサイト : しょぼくれたように、眉をハの字にしながら。

[メイン] リューコサイト : 「…………お姉さん、私からも……」

[メイン] リューコサイト : 「迷惑かけて」

[メイン] リューコサイト : 「ごめんなさい」

[メイン] リューコサイト : 頭を下げる。

[メイン] 歳納京子 : ぴくり、と体が反応する。

[メイン] 歳納京子 : 「……いいよ
 迷惑をかけてしまったのは、私の責任だもん」

[メイン] 歳納京子 : そのまま、ぽんぽんと頭を撫でる。

[メイン] リューコサイト : 「んぅ………」

[メイン] 歳納京子 : 「……だから、その代わり!
 今日は一つ覚えてください!」

[メイン] リューコサイト : 「……!……はい……!」

[メイン] 歳納京子 : 「私は……歳納京子、天才のお姉さんだ!
 なんと由紀より1歳年上なんだよ~?」

[メイン] 歳納京子 : ふっふん、と自慢げに胸を張り。

[メイン] リューコサイト : 「歳納、京子お姉さん……」
鸚鵡返しするように、ぽつりと呟く。

[メイン] 歳納京子 : 微々たる、けれど。
表情のパレットに些細な変化を見せる彼女。

[メイン] リューコサイト : 「……覚えた、忘れない、京子お姉さんのことも
 言ったことも、全部、忘れない」

[メイン] 歳納京子 : 「おっけー!じゃあ、最後は帰るまでが遠足です!
 一緒に……帰ろっか!」

[メイン] 歳納京子 : そのまま、由紀へと手を伸ばす。

[メイン] リューコサイト : その手を、見て、こくりと頷き。

[メイン] リューコサイト :  

[メイン] リューコサイト :  

[メイン] リューコサイト : 「─────うん」

[メイン] リューコサイト : 自分の意志で、生きたいと願い。
京子の手を握る。

[メイン] リューコサイト : ─────"日常"を知らなかった少女に
まっさらなパレットに、"日常"の色が宿る。

[メイン] 歳納京子 : パシン。

[メイン] 歳納京子 : 京子と由紀の間に、音が鳴る。

[メイン] 歳納京子 : それは、彼女の意志。
強い、生きようとする意志。
それが、彼女の体温と共に流れ込んで。

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 : ロイス獲得
真田 由紀 〇いい笑顔じゃん!/懐古

[メイン] system : [ 歳納京子 ] ロイス : 1 → 2

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] リューコサイト : ロイス取得
歳納 京子 〇ありがとう/ごめんなさい

[メイン] リューコサイト :  

[メイン] リューコサイト :  

[メイン] リューコサイト :  

[メイン] 歳納京子 : ────そこに絆が、あった。

[メイン] 歳納京子 : "一人を殺せば殺人鬼。百万人を殺せば英雄だ。"

[メイン] 歳納京子 : 殺人鬼と切り捨てられるほど、彼女は心を殺していない。

[メイン] 歳納京子 : 英雄は嫌いだと、言っていたどこかの魔女の気持ちが今はわかる。

[メイン] 歳納京子 :
    白血球
彼女はleukocyteでもない。ただ、ここにいる────

[メイン] 歳納京子 :
  赦しと功
────”日常” だ。

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] LRL :

[メイン] LRL :

[メイン] LRL : ED:「変わらない日々」 登場:自由

[メイン] LRL : あの後…由紀は無事に送り届けた

[メイン] LRL : 余はあまり手伝えなかったがいい終わりに出来て良かったな

[メイン] LRL : 「フフッ」
帰ったら自分の支部長に頭撫でて貰おうっと

[メイン] 支部長 : 「よくやった!」
頭をワシャワシャ撫でてくれるはず!

[メイン] LRL : 楽しみだなァ〜!

[メイン] LRL : そんな事を考えながら支部へ向かうのでした

[メイン] LRL :

[メイン] LRL :

[メイン] プレラーティ :  

[メイン] プレラーティ :  《無形の影》
 《潜伏者》

[メイン] プレラーティ :  

[メイン] プレラーティ :  

[メイン] ガマ口 : ガマ口ED「出身地と来歴と、それに伴うガマ口からのコメント」

[メイン] ガマ口 : 我が名はガマ口、製品名は無い

[メイン] ガマ口 : 私が主人に買われ、年月が流れた。
どうにも雑な扱いは止まらないが、それも慣れた物

[メイン] ガマ口 : ただの人形のわたしには、主人がやっている事の詳細はよくわからない為
詳しく話せないのが心苦しいが……

[メイン] ガマ口 : 彼女と出会ったのは、随分と前のことだ。
何度か壊れた覚えもあるが、それはおいておこう

[メイン] ガマ口 : 彼女の周りは、以前はもう少しだけ賑やかだったが、任務の最中を除けば静かな物だ

[メイン] ガマ口 : その賑やかさを少し惜しみつつも。私は今に大した不満はない

[メイン] ガマ口 : 主人はとても前向きに行動に勤しんでいる。
涙を止め、癒す為に作られた私には、これ以上望むべき物などないのだから

[メイン] ガマ口 : そう、私は洗練された素材と巧みな………

[メイン] ガマ口 : ※以後、ガマ口の自慢話が続き…

[メイン] ガマ口 : それでは、また会いに来てほしい。
次回は、もっと多くの事を話そうと思うからね

[メイン] ガマ口 :  

[メイン] ガマ口 :  

[メイン] 申鶴 : ───ED
CASE『looℲ ǝɥ⊥ ɥʇıʍ ⊥IWᴚƎH&H⊥∀Ǝᗡ』

Appear in scene : もうひとつの贖罪者たち

[メイン] 申鶴 :

[メイン] 申鶴 :

[メイン] 申鶴 : 「…………」
「……付いてきてほしいと言った覚えはないが。」

[メイン] 申鶴 : つかつかと先導して下りる階段に、青く長い髪が揺れる。

[メイン] 申鶴 : ━━元"闇"医者の彼女の潜伏先がわかったのは、つい先日のことで。
あくまでも、ひっそりと向かうつもりだったのだが。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「……付いてきたんやないで?
 ウチも調べとったんや そしたらビンゴ
 あんさんも同じ事考えとった! しかも
 辿るルートまで全く同じ! 偶然! それだけやて」

[メイン] 櫻 美鳳 : にひひと、いつもの笑顔を浮かべる。

[メイン] 申鶴 : 「…………」

[メイン] 申鶴 : 背中から聞こえるその笑い声に、浮かぶ表情を頭から掻き消すように。
無理にくっつけた腕をぐりぐりと押し込むように動かす。

[メイン] 申鶴 : 「……いつも……楽しそう、だな…主は」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「そりゃそうやろ! ほら見てみ!」
すると───日常に戻っていた美鳳はいつのまにか
札束の入ったアタッシュケースを持っていた。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「ウチの愛する金がまた手元に仰山集まったんやしな~」

[メイン] 申鶴 : 「……その"金"というの、我には未だよく解せていないのだが…」
「美鳳にとって、それほどまでに気分を高揚させてくれるものなのか?」

[メイン] 申鶴 : ついくるん、と振り返り。

[メイン] 申鶴 : ただひとつの誤算は…そこが地下の扉へと繋がる、下り階段であったこと。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「そりゃあ "金"は天下の周りもんやからな!
 まぁウチも言葉にはしがたいけど……ん?」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「なんや……どうしたんやぁ~?
 …………」
先行していた申鶴に、下から視線を送られ続けて。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「…………」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「な~ははははっ! あんさんも隅に置けへんなぁ~」

[メイン] 申鶴 : 「…………」

[メイン] 申鶴 : 「……え……?……なにを…」
はっ、とそれに気付き。

[メイン] 申鶴 : 「……………………」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「これはあんさんがやったことやからな~?
 やり返すんにしても……あんさんはスカートやないからな~
 やり返せへんわ~ これは貸しって事や」

[メイン] 申鶴 : 「……違っ…!…ご、誤解だ……!」

[メイン] 申鶴 : らしくなく慌ててしまったせいか…そのまま、足を踏み外し。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「! ちょちょちょ!」

[メイン] 櫻 美鳳 : するとアタッシュケースを放り投げて

[メイン] 申鶴 : 「━━え」

[メイン] 櫻 美鳳 : 申鶴に手を伸ばし

[メイン] 申鶴 : 「…………っ!?」

[メイン] 申鶴 : 反射的にはし、と掴む。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「…………たはは
 貸しがもう一つできてもうたなぁ~ ここに」

[メイン] 櫻 美鳳 : ニヤニヤと笑いながら、こちらに引き寄せる。

[メイン] 申鶴 : 「〜〜…………」

[メイン] 申鶴 : 引き寄せられつつ、視線は逸らしたまま。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「……なんや、わからんわからん言うわりに
 こういうシチュエーションっちゅうん? わかるんやなぁ? ん?」

[メイン] 申鶴 : 「…………わからない。……が。」

[メイン] 申鶴 : 「…………あれ以来…変だ。どうしようもなく……感じてしまうものはある」

[メイン] 申鶴 : ぽそぽそ、と綴る。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「そりゃ 仙人みたいな生活しとったあんさんならしゃあないわ
 ……ある意味、あんたも同じやったんや『チルドレン』とな
 そして……あんさんも『見た』やろ? あの光景を」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「まっ あんさんが今一番脳裏に焼き付いとるんは
 ウチのスカートの中身やろうけどな!」

[メイン] 申鶴 : 「…………。」
本当、勘だけはいい。

[メイン] 申鶴 : 「……なっ…」

[メイン] 申鶴 : 「……………………そうか。二度目の洗礼が望みなら…」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「図星か~? なははははっ!
 なはははは……! ほな! 会いにいこっか
 霧子姐さんに!」

[メイン] 櫻 美鳳 : と、気を取り直すというか
また洗礼を喰らう事を恐れながら、階段をすたすたと下る。

[メイン] 申鶴 : 「……ぐっ…」
それに引っ張られるように、奥へ奥へ。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「まっ せっかくまた収入が入ったんや
 こないだの仕事の分はプラマイゼロやったし……」
結局、美鳳は『使った金』は取り戻さずにそのまま置いておいたりする。

[メイン] 櫻 美鳳 : 「二人の姐さんになんか奢ったるわ! な!」

[メイン] 申鶴 : 「……いいのか? …大事なものなのだろう?」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「なーに言うとるねん!」

[メイン] 櫻 美鳳 : 「───金は、使ってなんぼ!
 その分、世界は回るんやで!」

[メイン] 櫻 美鳳 : にしし、と笑いながら
更にずいずいと手を引いて。

[メイン] 櫻 美鳳 : 扉に手をかけた───

[メイン] 櫻 美鳳 :  

[メイン] 櫻 美鳳 :  

[メイン] 黒い死神 : 「─────ぶぇっくしょんッッ!!!」

[メイン] 黒い死神 : ─────暗い地下医療室で、灰色の神の女が盛大にくしゃみをする。

[メイン] 黒い死神 : 「……季節の変わり目ってやつか……?
 ……いや、違うな……悪寒だ、これは………」

[メイン] 黒い死神 : チッ、と舌打ちを一つと。
気怠そうに、ゆっくりと席を立ち上がり。

[メイン] 黒い死神 : 小さな冷蔵庫から、ウォッカを1瓶取り出し、デスクにドン、と置き。

[メイン] 黒い死神 : 「もう二度と会いたくないっつったからな」

[メイン] 黒い死神 : ─────3人分のグラスを用意し、女は椅子へふんぞり返るように座り凭れ掛かる。

[メイン] 黒い死神 : 足を組み、苛立ちの表情を隠さず。

[メイン] 黒い死神 : 頬杖を着きながら。

[メイン] 黒い死神 : 「………ったく、物好きな奴らめ」

[メイン] 黒い死神 : そうボヤきながらも、フッ……と、静かに笑みを溢したのだった。

[メイン] 黒い死神 :  

[メイン] 黒い死神 :  

[メイン] 黒い死神 :  

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 : 「ほほー……いやー、超面白い本だった!
 ありがとね、由紀!これならみんなにだって人気だわ!」

[メイン] 歳納京子 : 「そいじゃ今日はこの辺で退散退散!ニンニンと消える、天才忍者の京子ちゃんなのです!」

[メイン] 歳納京子 : 「ん?あー用事って言うか……
 ちょっとお仕事をしないといけないからなんだよ!
 とほほ……ブラック企業はつらいのぉ……」

[メイン] 歳納京子 : 「そいじゃ、また明日ね、由紀!」

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 : 満面の笑顔で手を振って、彼女と別れる。
そのまま足を止めずにUGNの敷地内を歩く。

[メイン] 歳納京子 : 片手には、少し粗末な銃。
”あの時”異端狩りの少女に手渡された、”借り”。

[メイン] 歳納京子 : それを持ちながら、敷地内を散策していく。

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 : 歳納京子は、責任感が強い少女である。

[メイン] 歳納京子 : それ故に、人が死んでしまうの事を見捨てることが出来ない。
例えば、自分がUGNの活動に参加しなかった場合。

[メイン] 歳納京子 : 『自分はUGNという人を助けることのできる組織にいるのに、それを見なかったことにした私が悪い』

[メイン] 歳納京子 : という判断を下す。
そのため、自分がUGNに参加するには、見捨てないために、だ。

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 : 昔の話。

[メイン] 歳納京子 : 歳納京子は、恵まれた子供時代を送っていた。
家族は借金を負っていたが、彼女の両親は子ども第一と考えていた。

[メイン] 歳納京子 : 泣き虫で内向的な性格であった京子でも、ずっとずっと甘やかされて育ってきた。

[メイン] 歳納京子 : 父親が倒れる。原因は過労。

[メイン] 歳納京子 : 借金返済のために頑張ってはいた。

[メイン] 歳納京子 : しかし、娘にこんな借金を背負わせるのか、これからの先行き不安となり精神的ショックで倒れ、そのまま流れるように病死してしまう。

[メイン] 歳納京子 : その原因を聞いた京子は、自分が父親の負担になっていたことに不安、後悔を覚える。

[メイン] 歳納京子 : だからこそ────変わろうとした。
オーヴァードになり、”天才”と認められることで。
自分が出来る範囲の手を、伸ばそうとした。

[メイン] 歳納京子 : 例え掴めない星だとしても、掴めるまであがいてみせる。

[メイン] 歳納京子 :
       "My" Crime and Punishment
他者が犯した罪も、自らの罰として背負うとするのだ。

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 : 「よっす!」

[メイン] 歳納京子 : そうして、一人の影に声を掛ける。
この”借り”を返す相手。

[メイン] 歳納京子 : ────”同僚”に。

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 : 歳納京子は────”リバースガーディアン”の一員となった。

[メイン] 歳納京子 : 非日常から戻った由紀、UGNチルドレンをUGNが見過ごすわけではないだろう。

[メイン] 歳納京子 : 万年人手不足のUGN、裏切者を処罰する役所にいた彼女を連れ戻す事になったのも恐らくそれが一因が混じっている。

[メイン] 歳納京子 : 勿論、歳納京子は由紀に”人殺し”の仕事をさせていたくなかった。
”他人の日常”を奪わせる真似を、あの子にさせたくないと。

[メイン] 歳納京子 : では────彼女の”罪”は、誰が償うのか。

[メイン] : 「他の人間がそう望んでいるから」
「望まれた以上、やらねばならない」

[メイン] 歳納京子 : だから────京子は、彼女の分まで背負う。
UGNに、由紀を勧誘しないことを条件に。

[メイン] 歳納京子 : 京子は────”異端狩り”の一員となった。

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 : 「……前より立場近くなったことだしね
 これ、返そうと思ってさ」

[メイン] 歳納京子 : 銃を、持ち手を彼女に向けたまま。
ニカっと笑い、そう言う。

[メイン] キャロル : Идиотと書かれた本を、読んでいた少女は

[メイン] キャロル : パタン、と本を閉じ
本を積み重ねるように片付け背後を見る

[メイン] 歳納京子 : 視線を向けられ、やっほーと手を振る。

[メイン] キャロル : Бесы
Подросток
Братья Карамазовы

[メイン] キャロル : ────全て、罪と罰を初回とした作品の後半5部作となるのだが
今は置いておこうか

[メイン] キャロル : 「………」

[メイン] キャロル : 銃、そして京子をちらりと
二度見するように視線を動かして

[メイン] キャロル : 軽く会釈。
どうにも慣れない。

[メイン] キャロル : そうして、開口一番に─────

[メイン] キャロル : 「お前、存外早死にしそうだな」

[メイン] 歳納京子 : 「……へ!?」

[メイン] 歳納京子 : 開口一番、そんな言葉を向けられるとは思わなかった。
慌てたのか、ぴょんぴょんと銃を落としかけ、キャッチを繰り返して。

[メイン] 歳納京子 : 「な、なにゆえそんなことを…!?」

[メイン] キャロル : 「はぁ?」

[メイン] キャロル : 銃を受け取り、片手で収めつつ

[メイン] キャロル : 「こんな掃き溜めみたいな所に望んで来るのはそうとしか考えられんよ」

[メイン] キャロル : 事実、執行部というものは裏切り者を処罰する事に念頭を置く
今までのような、甘ったれた理想論だけではどうにもならない

[メイン] 歳納京子 : 「……まぁ、何回も尋ねられたからね」

[メイン] キャロル : 深く現実を見るべき職場に、そうでない存在が混入する
今目の前で起きていることは
つまりはそう言うことだ

[メイン] 歳納京子 : もちろん、考え無しで選択した訳では無い。
今までの事象はたまたま運がいいから救えているわけであって。
自らの手をすりぬける命も沢山見ることになるだろう。

[メイン] 歳納京子 : それを拒否し続けるか─────受け入れるか。
そんな職場を、自ら志願して選んだのだ。

[メイン] 歳納京子 : 「でも」

[メイン] 歳納京子 : 「……由紀やキャロルも
 同じ気持ちだったのかもしれないなら」

[メイン] 歳納京子 : 「私がやらない理由も……ないよなーって」

[メイン] 歳納京子 : あははー、と笑ってみせる。

[メイン] キャロル : くるり、くるりと
手元の拳銃を回したと思えば

[メイン] キャロル : 京子に再びそれを手渡すように、差し出そうと

[メイン] キャロル : 「仮にオレが」

[メイン] キャロル : 「この場でUGNを裏切ったとして」

[メイン] キャロル : 「撃てるか?」

[メイン] キャロル : 銃に視線を移して、真剣な顔付きで尋ねる

[メイン] 歳納京子 : 「んもー、突然だなぁ」

[メイン] 歳納京子 : 言葉では嘯くが、瞳は真剣な青で。

[メイン] 歳納京子 : 「……それは、きっと……私の所為だからね
 キャロルを裏切らせてしまったのは、私のせい」

[メイン] 歳納京子 : ぱちり、と瞳を閉じる。

[メイン] 歳納京子 : キャロルと初めて知り合った、RC訓練の場。
それから、今回の事件で通して知り合った絆。

[メイン] 歳納京子 : 「……撃ちたくは、ないかな」

[メイン] 歳納京子 : 銃を、受け取る。

[メイン] キャロル : 「………」

[メイン] 歳納京子 : 「……だから、この銃は受け取る
 けど、弾丸が撃たれる前に……私のやる事は、すべてやるつもり」

[メイン] 歳納京子 : 「ぜってー、負けないよ!」

[メイン] 歳納京子 : ニカっと、笑って答える。

[メイン] キャロル : 「………いいだろう」

[メイン] キャロル : パチン
再び指を鳴らせば

[メイン] キャロル : 少女の手元に現れるのは、一本のワイン

[メイン] キャロル : 「アタ・ランギのワインだ」

[メイン] キャロル : 「ようこそ」
不機嫌そうな声で

[メイン] 歳納京子 : ぱちぱちと、飛び出してきたワインに目を奪われる。

[メイン] キャロル :
非日常
「UGNへ」

[メイン] キャロル : アタ・ランギとは、マオリの言葉で
新しい始まり
夜明けの空を意味する

[メイン] キャロル : 「開けるタイミングは自由だ」

[メイン] キャロル : 就任祝いとしてか
退職祝いとしてか

[メイン] キャロル : それはまあ、勝手にしろ

[メイン] 歳納京子 : 「……じゃ、記念に取っておくよ」

[メイン] 歳納京子 : 「"支部長"祝いに開けるからさ!」

[メイン] 歳納京子 : ワインを一つ、受け取り─────返すようにウィンク。

[メイン] キャロル : 「その時はお邪魔させてもらうとするよ」

[メイン] 歳納京子 : どうぞどうぞ、と手を大きく広げ。

[メイン] 歳納京子 : 一歩、キャロルへと踏み出す。

[メイン] 歳納京子 : これは────非日常の第一歩。
私が、”現実”と向き合う踏み跡だ。

[メイン] 歳納京子 : だから────

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 : ending『Hello, "Guardian"』登場:非日常の一員

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] 歳納京子 :  

[メイン] キャロル : ──────ああ、クソッ

[メイン] キャロル : この裏の部分まで、巻き込ませるつもりもなかったのだがな

[メイン] キャロル : 最後に、重ねていた本の最上に

[メイン] キャロル :
罪と罰
『Преступление и наказание,』を、ひっそりと積み重ねて

[メイン] キャロル :  

[メイン] キャロル :  

[メイン] キャロル :